僕等のシェアハウス (ページ3)

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LK

ジソンをバイト先に送り届けてから

家に帰ると電卓をたたいて溜息をつくチャニヒョン。

LK「また？」

BC「あぁ、うん。
ちょっと今月キツイかな…」

家賃として皆んなから徴収するお金では

水道代、食費、光熱費がカツカツだ。

だからと言って学生から

これ以上お金を取れないし

俺とチャニヒョン、ジソンはバイトで少し稼いでるけど

たくさんシフトに入れるわけじゃない。

BC「ジソンの部屋のドアノブでしょ、
それから壁の穴を直して…」

チャニヒョンの溜息を聞いてたら

俺まで気が滅入りそうで

脱衣所で顔でも洗おうとドアノブを捻ったら

とんでもなく嫌な音がした。

LK「おっ！？」

BC「なに！？」

LK「このドアノブも取れた！！」

BC「はぁー……」

なにせ家が古くて修復にお金がかかる。

俺の実家からの仕送りで食い繋いだり

チャンビンの家がお金を送ってくれたりして

なんとかやりくりしているけど…

BC「うーん…部屋を貸し出すか」

LK「え？そんな部屋どこにも…
まさか、あの角部屋！？」

BC「そこしかないでしょ」

正直期待はしてない。

だってあの部屋は1番小さくて

1番ボロい部屋だから。

だけど上手くやらないと。

この家はボロいけど

皆んなで住むのは悪くない。

頭を抱えるチャニヒョンすら

俺には面白く映るんだ。

そのくらい俺はここでの生活を気に入ってるってこと。