僕等のシェアハウス

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HN



Aヌナは男だったって

チャンビニヒョンから騒動を聞いた。



とはいえ髪を結ぶ仕草は色っぽいし


男とはいえ顔も綺麗だし





「ジソンおはよ。
あちーね、今日」



HN「おはようヌナ」




そんな短パンでウロウロされたら


足にしか目がいかないってゆーか。




とはいえ男だって知ってから


前より少し話しやすい気がする。





「バイト行くのぉ？」



HN「はい。お金稼いできます」



「俺もバイトしよっかなぁ」





“俺”…か。


そういやヌナはあまり一人称を言わない。



男っぽい言葉遣いもしない。





あー、だからか。


俺達が勘違いしちゃったの。






HN「Aヌナ、学校は？」



「課題終わんなくて1回現実逃避してる」



HN「サボりってこと？」



「そうともいうねㅎㅎ
ジソンもサボればー？」



HN「そそのかさないでくださいよ。
行きたくなくなるから…」



「えー？
ヌナと遊んでよ」



HN「っ！」







いやいや。

Aヌナは男だ。




チャンビニヒョンから聞いただろ？


胸はツルペタだったって。




背も俺より高いじゃん。



遊びに誘われただけで、、


なにをドキドキして……







「ジソン？」



HN「お、遅れるから！
いってきます！」



「んー。いってらっしゃい」






もしあのまま、ヌナと遊ぶって言ってたら

どうしてたんだろ。




誘いに乗っていたら

2人きりでデートできたんじゃ…




って、何考えてんだよ俺は！








HN「はぁっ、はぁっ、
あー！なんだよ、もう！！」






無駄にバイト先まで走って

頭の中からヌナを消そうとしても

逆に思い出して顔が熱くなる。





頭の中は

ヌナでいっぱいだ。

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