すのーまんのおんなのこになるまで

彼女の横顔が綺麗でさ ページ24

佐久間side




俺たちは無事に、滝沢歌舞伎も、IsLAND Festivalも終えることができた。



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そして月日は流れ、あつーい夏が来ました。


そんな夏に、LINEのやり取りをしている流れでおぎは「花火がしたい」と俺を誘ったのだ




佐久間「おぎにまさか誘われると思ってなかったからびっくりだよー！」




「んーだって佐久間くん、結構フッ軽やないですか」




佐久間「えー！それが俺誘った理由？！笑」




「ははっ 冗談ですよ！笑」




お洒落に海で花火をしようとしている俺たち。

これってさ、カップルがやるやつじゃないの？笑




「うわぁ〜〜海でする花火最高ですね！！！」




佐久間「うん最っ高！見ておぎ！俺の花火ちょー綺麗！」




「ほんまや！綺麗〜」




なんだこれ、青春じゃないか。

みんな、ごめんな！笑




今回は2人っきりだけど、今度はみんなと一緒にやろうねと約束した俺たち




「………佐久間くん」




佐久間「んー？」




急に、花火を2本持ちしているおぎが、俺の名前を呼んだ。







───…彼女の横顔が、凄く、綺麗だった




.




「…ほんまにありがとうございます」




佐久間「ははっ なんだよ急にさ〜」




「…私、今ほんまに楽しいんです」




佐久間「……っ、うん。その言葉が聞けて俺は嬉しいよ」




「……みんなの優しさに、すごく救われてます」




佐久間「うん」




「………気の所為かもしれんけど、なんか…少しずつ、世間に認められてるような気がしてるんです」




ううん、気の所為なんかじゃないよ。

……確かに、少しずつかもしれないけど、おぎのことを悪く言う人は減っていってるよ




だから、大丈夫。

そんな不安な顔しなくて大丈夫だからさ

その笑顔守らせてよ→←幸せそうだね姉ちゃん

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