すのーまんのおんなのこになるまで

幸せそうだね姉ちゃん ページ23

西畑大吾side




姉ちゃんと康ちゃんが東京に行ってから、数ヶ月後



TravisJapanさんとSnow Manさんとなにわ男子の3グループ合同公演、IsLAND Festivalが決まった



短かったようで長かったこの数ヶ月間、俺の心はポッカリと穴が空いていて

龍太くん康ちゃんももちろん、姉ちゃんがおらんのは、やっぱりすごく寂しかった




西畑「姉ちゃん〜〜！！！」




会えて嬉しかったから、姉ちゃんを見かけた瞬間思わず走って飛び付いてしまった。

そしたらちゃんと受け止めてくれた。ほんま男前な姉ちゃんやわ笑




西畑「まさか一緒に公演できるなんて思ってなかったわ」




「いやぁほんまそう。嬉しいね」




西畑「うん、嬉しいなぁ」




「元気にしてた？」




西畑「うん、元気やったで。…まぁ、3人おらんくなったのはやっぱり寂しかったけどね笑」




「んふふ そっかぁ」




西畑「姉ちゃんは？元気やった？」




「うん。東京、まだ慣れへんけどなんとか元気にやってるよ笑」




西畑「ははっ笑 そっか。……ねぇ、姉ちゃん」




「んー？」




西畑「……たまには、帰ってきてな」




「……ふふっ そんなん当たり前やん！帰るとき、東京のお土産買って帰るからさ笑」




西畑「…ん、」




やっぱり俺たち関西Jrにとっては、東京って遠く感じてしまうんだ。


だから、姉ちゃんも遠くに行ってしまいそうで、帰ってこないんやないかって少し怖くなった。


でも、姉ちゃんは笑いながら言った。大丈夫、ちゃんと帰るからって。
それが、たまらなく嬉しくて、口元が緩んでしまった。




岩本「…あ、A」




「ん、照くん」




西畑「岩本くん。おはようございます！」




岩本「おはよう〜。A、もうすぐ俺らのリハ始まるみたいだから、そろそろ戻りなね」




「はーい！じゃあ、そろそろ戻るわ」




西畑「うん、わかった」




「またあとでね！」




西畑「うん。またあとで！」




Snow Manさんといる姉ちゃんは、なんだか妹のようで、無邪気で可愛らしい。




「照くん〜いっしょに行こ〜」




岩本「手を握るな、幼稚園生か笑」




そんな姿が新鮮で、妹のような姉ちゃんを見ることができるSnow Manさんを少し羨ましく思った。





あぁ、姉ちゃん楽しそう笑


ほんまによかった。笑顔が見れて安心やわ。




.




西畑「幸せそうでよかった」




.




───…どうか、これからも姉ちゃんが、幸せでいれますように

彼女の横顔が綺麗でさ→←距離が縮まった気がして浮かれてしまう俺

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す