第３０話 ページ35
小説ネタ含みます！
耳郎side
「あとは種田だけか。」
上鳴が言う。時刻は14時。予定の時間だ。私，三奈，上鳴，瀬呂，尾白の5人は最寄駅でAちゃんを待っている。
「一番早く来そうだけどね〜」
「ヤオモモの家だし服選びに時間掛かってるとか⁉」
そんなことを言っていると集合場所に一台のバイクが停まった。
「あれ、もしかして…」
尾白が呟く。バイクの後ろに乗っていた人がヘルメットを外す。すると綺麗な黒髪が舞った。うん？黒髪の子は…
「Aちゃんじゃん！」
私はAちゃんに声をかけた。普段は髪を下ろしているから一瞬分からなかった。
Aside
会議室にて…
はぁ…Aは溜息をついた。それもその筈あのまま会議が終わるわけもなかった。結果的に会議が終了したのは13時半。ヨコハマから駅までは1時間以上かかる。つまり、遅刻してしまうのだ。
「A、遅れるのが嫌かい？ならば私が駅まで運転してあげよう！私の運転は速いよ」
治が言う。勿論ごめんだ。
「いやよ、治の運転はどんな屈強な男でも酔わせる才能があるから。」
「じゃあ俺が送ってやろうか？何処ぞの真面目野郎よりはスピード出るぜ。バイクだし」
バイクか…いいかもしれない。
「じゃあ中也、お願いできる？」
「ああ勿論だ！」
Aには太宰の「中也も危ないと思うケドー」というボヤキは聞こえなかった。
___準備をして___
「よし！じゃあ行くか。予定の時間は？」
「14時よ。30分で駅までは流石に無理でしょ。」
私がそう言うと中也はニカっと笑った。
「14時か…行ってやるよ。確り掴まっとけ。」
…やな予感
「きゃああああああああああああああああああち…中也！速すぎ！速すぎ…」
中也は重力操作の異能力者…バイクにかかる重力をゼロにして飛ばしまくってる。お陰で車なら30分かかる道が10分だ。
「もう少し飛ばすか！」
「も…もうやめ…いやあああああああああ」
そして今に至る。
「みんな…遅れちゃった？ごめん。」
Aはヘロヘロだった。
「じゃ、頑張れよ」
中也が去っていった。
「なんか疲れてるよ、大丈夫？Aちゃん。」
三奈ちゃんが心配してくれた。
「大丈夫よ。ありがと」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 327人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおりん(プロフ) - ３１話のポートマフィアがパートマフィアになっていました (2022年3月2日 16時) (
レス) @page37 id: 98cc4361d2 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - はじめまして、コメント失礼します…！当作品とても楽しく読ませてもらってます！第32話の「ポートマフィア」が「パートマフィア」になっています。この作品は大好きなので、誤字が気になってしまい、コメントさせていただきました。これからも応援しています！ (2020年4月26日 19時) (レス) id: 4b59e65728 (このIDを非表示/違反報告)
竜騎士みぃ(プロフ) - ページ21誤植、(名前名前)になってるとこある。がんばれ (2020年1月29日 8時) (レス) id: e8f36b9305 (このIDを非表示/違反報告)
あるる(プロフ) - ルフイさん» ありがとうございます！待っております( *｀ω´) (2019年9月11日 17時) (レス) id: d6b4db13ca (このIDを非表示/違反報告)
ルフイ(プロフ) - 線画までは描けました！あと２，３日ほどで完成すると思うので楽しみにしていてください！ (2019年9月10日 16時) (レス) id: 1c8a5341b8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あるる | 作成日時：2019年8月25日 22時
