無愛想な君② (ページ13)

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RM side

グクの様子がおかしい。

昨日コンビニから帰って来たと思えばAヌナが男に襲われてるかもしれないから連絡して！とパニックで…

いざ何も問題なかったとわかると、今度はショボンとしていた。

まぁ、気持ちはわからないでもないが。

部屋に戻ったけどすぐ外に出て行く音がして、再び玄関が開いた音が聞こえたのはそれから30分程経ってからだった。

そして、今朝は機嫌があまりよろしくない。

あれだけAヌナに会えるのを楽しみにしていたのに、いざ会うと軽く挨拶をしただけで、すぐ練習準備に取り掛かっている。

V「もー！Aヌナ、昨日男連れ込んでたんだって！？」

「ちょっと、その言い方誤解を呼ぶんだけど」

V「彼氏居ないっていったじゃーん！」

「彼氏じゃない、ただの友達」

あれだけ心配していたのに会話に入る様子もないジョングク。なにむくれてるんだか…

PDニム「お疲れ様～」

『お疲れ様です！』

PD「早速仕事の話なんだけど、今度出演する音楽番組なんだけど、今までと少し印象を変えたくてね。 A、イントロで踊ってくれないかな？」

「え？私がですか？」

PD「そうそう。韓国の音楽番組初出演だよね？おめでとう」

Aヌナは何か言いたげだけど、決定事項らしく振り付けもほとんどできているらしい。

ちなみに振りはAヌナが日本に行っている間に、いつも振り付けをしてくださっているヒョンが考えてくれたのだとか。

SG「イントロも既にできてるから」

「まじか」

ユンギヒョンが作業室に引きこもっていたのはこのせいだったのか。

「わかりました、やります。でも、顔は隠したい」

JH「なんで～？ヌナ綺麗だから大丈夫だって！」

「綺麗じゃないし。まず恥ずかしいから嫌だ。顔隠しても良いならやります。」

PD「わかった、スタイリストに相談しておくよ。ちなみにイントロ最後の方はジョングクと踊ってもらおうかと思う。」

JK「僕ですか…」

ジョングクなら絶対喜ぶと思ったのに、意外な反応だな。

JH「ジョングガ、俺変わろうか～？」

JK「いや、俺がやります」

PD「この後Aは残って振り覚えてくれ。で、ジョングクとは明日合わせられる？」

「はい、大丈夫です」

PD「じゃあ、今日は解散」

ふぅ～と溜息を吐くジョングク。

我らが末っ子は何かに思い悩んでいるらしい。