無愛想な君② (ページ12)

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JK「どうしてここに？」

本当は次に返って来る言葉を聞くのが怖くてしかたがないけれど、勇気を振り絞って聞いてみた。

ベク「あー…知り合いに会いに来たんだ。ジョングクくんはどうしたの？」

JK「宿舎そこなんです。」

ベク「へ～目の前じゃん(笑)」

目は笑ってませんよ。
これ、ベクヒョンさんが言う知り合いはAヌナで決定じゃないか。

というか、今更隠されても…

JK「Aヌナとはどういうご関係ですか？」

1番聞きたかったことを投げかけると、ベクヒョンさんの眉間に皺がよる。

ベク「どこまで知ってるのかわからないけど…Aは俺の親友。しばらく会ってなかったけど。」

親友？なんでベクヒョンさんと？どこで繋がったんだ？そんな話一言も聞いていない。

ベク「その様子だと、Aから何も聞かされてないみたいだね。」

JK「どういうことですか？」

ベク「昔Aが韓国に住んでた時の話。まぁ、俺より本人から聞いた方が良いと思うから、今は何も言わないでおく」

更なる謎を突きつけられたし、まるで俺たちよりAヌナのことを知っていると余裕そうなベクヒョンさんにイライラしてしまう。

ベク「あと…そちらの事務所はAとは3ヶ月間の契約なんだよね？」

JK「そうですけど」

ベク「悪いけど、契約が終わったらAは返してもらうよ、うちに。」

このヒョンは何を言っているんだろう？
返してもらうとか全く意味がわからない。
どこに返すんだよ。

ベクヒョンさんは一向に俺から目線を外さず真剣な表情のまま。

本気で言ってるのか？

JK「ベクヒョンさんの言っていることがわかりません。けど…Aヌナは絶対に渡しません」

Aヌナが俺たちから離れるなんて絶対に許せない。

それは確か。

ベク「あははっ！！そうだよな。なんのこっちゃって話だよな～でも、最後に決めるのはAだから。」

ベクヒョンさんの言葉が重くのしかかる。

ベク「じゃあ、もう帰るわ。ジョングクくんも風邪引く前に帰りな？」

JK「はい…」

ベク「あ…Aに何かあったら許さないからな。じゃあ、またね」

最後に恐ろしい言葉をの残して去っていったベクヒョンさん。

ただの親友なの？Aヌナの過去が謎すぎて、気がおかしくなりそうだ。

お願いだから過去にあったこと全部話して。