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標的462《第三者視線》 ページ22

「!!」

「おやおや。なめられたものだ」

「バカな子だね♪」

「ツナがいないこのメンバーでイェーガーを潰すことになったのは性格によるところがでけーんだぞ、バミューダ」

「性格?」

「まあそうだな。聞かせてやれ、ディーノ」

「ツナを中心にお前達を倒す作戦を話し合ったんだが……」

ディーノはリボーンに言われた通り、作戦を話し合った時をことを語る。ってな感じでお前達の相手はオレ達になったのだ、と言葉を締めくくった。


「なるほどね。でも君達の作戦には重大な欠陥があるな」

「!?」

「ビッグピノ君とスモールギア君の戦闘力を低く見積もりすぎだ」



 
「当たり♪」

ところ変わってとある屋上にて。ビッグピノが光線を放つと何もなかったはずの場所が爆発した。

幻覚が解け、姿を現したのは獄寺、山本、クローム、フラン、そして風琳とタマの6人である。何故このメンバーに風琳とタマがいるのかというと……

それは少し昨日の作戦会議に話は戻るーーー。



***

「お、お姉ちゃん!!ごめんなさい、それは聞けませんっ」

風琳の「参戦しては駄目」という一言に初めて反抗した瞬間だった。目を見開く風琳にタマは言葉を募らせる。

「せ、戦闘において怪我をするのは当たり前ですっ。それに今回の作戦は勝率が低い。ですが例え弱くても私は雪の守護者。ツナが率いるボンゴレファミリーの仲間です!!」

だから私は闘うのだ、と。ツナ達と共に、復讐者に勝つために、そしてリボーンたちを守るために。

オドオドしながらも言い放つタマ。その瞳は覚悟が見て取れた。その表情に風琳は少し考えた後、分かった、という。

「なら僕も君を守るために一緒に戦おうじゃない」

そう自信たっぷりな微笑みを浮かべタマのほおに触れる風琳。無論、彼氏である骸が反対するが、そこは有無を言わせない笑みで黙らした。

といった経緯により二人はここにいる。というわけである。

「幻覚が…」

ぽつり、呟くクロームにフランは初めて焼きリンゴの気持ちがわかったと、青ざめている。

「…最悪です」

「嘘だろ…SISTEMA C.A.I.が一瞬で粉々に…」

「刀が…折れちまった…」

「私が張った氷の結界も粉々になっちゃいました…」

「クローム、フラン、タマ!!逃げるんだ!!」

「こっから先はオレと獄寺と会長に任せとけ!!」

「あ、僕も戦力に入ってるんだ」

「あたりめーだろ!!しかしよくやってくれたな。おかげでここまで随分やりやすかったぜ」

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作者名:小町&夜野兎 x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年10月6日 20時

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