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「…」
Aは渋々椅子に座った。森はその様子を見て嬉しそうに頷く。
「鴎外殿、この童がAかえ？」
扉から入っていたのは綺麗な立ち振舞の和装の女性。Aがペコッと頭を下げると、着物の袖で口を隠してフフッと笑う。
「
五大幹部の一人じゃ」
文豪の名を持つ者…Aは少し驚いた。Aの記憶にいる文豪の尾崎紅葉は男性だからだ。
でも此処は別世界だからあり得ることかと自分の中で納得した。
「質問良いですか？
私を此処に連れてきたのは…」
「中也君だよ。彼も幹部だ」
彼まで居るのかとまた心の中で驚くA。また心の中で何かの感情が弾けて不思議な気分になった。Aは首を傾げループタイに手を添える。
「…それでA君、
君がポートマフィアに入りたがらない理由を聞いて良いかい？」
また重圧のある声で森はAに話しかけた。答えなければいけない質問だった。
尾崎も「大人気ないの」と笑っているがAに早く答えろと間接的に云っていた。扉の外からも同様の圧。
「君を勧誘するのにも理由があってね
君の内に巣食う
「そうじゃ、A
Aは俯いていた。霞色の髪が顔を隠している。
「もう一度云おう。
A君、君をポートマフィアに勧誘したい」
森がAの肩に触れようとした瞬間
バシンッと森の手を弾き返した
「
Aは泣いていた。
「歪んだ
押し付けるな!!!」
淡紫色の瞳が完全に
魂と
「…私を歪めないで」
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御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
