24: ページ26
｢は…………?｣
指を刺されて固まる杉本。乱歩の行動を見た箕浦が笑いだした。
｢くっ……はっははは!!おいおい貴様の力とは笑いを取る能力か?杉本巡査は警官で俺の部下だぞ!｣
乱歩と箕浦の会話を聞いていたAが何かに気づいたのか「あ…!」と云いながら乱歩を見る。
乱歩はAの視線に気づくとニヤッと笑って頷いた。
「A気づいたね〜♪やるじゃないか」
「はい、江戸川さん及びませんが
…杉本巡査、貴方が山際女史を殺しましたね？」
｢莫迦を云え!大体こんな近くに都合良く犯人が居るなど……｣
「だからですよ箕浦刑事」
「犯人だからこそ捜査現場に居たがる｡それに云わなかったっけ?｢どこに証拠があるかも判る｣って拳銃貸して」
乱歩が杉本に手を差し出す。拳銃の残弾数を確認するために。
｢ば､莫迦云わないで下さい｡一般人に官給の拳銃を渡したりしたら減俸じゃ済みませんよ!｣
｢その通りだ｡何を言い出すかと思えば……
探偵って奴は口先だけの阿呆なのか?｣
｢その銃を調べて何も出なければ､ボクは口先だけの阿呆ってことになる｣
「自身の無実を証明するために、
見せたら如何です…杉本巡査」
乱歩とAに追い詰められて、黙り込んでしまう杉本。
「おい､どうした｣
乱歩｢いくらこの街でも素人が銃弾を補充するのは容易じゃない｡官給品の銃であれ尚更｣
｢…………ッ｣
｢何を……黙っている杉本｣
｢彼は考えている最中だよ｡減った三発分の銃弾についてどう言い訳するかをね｣
｢オイ杉本!お前が犯人の筈がない｡だから早く銃を渡せ!｣
箕浦が怒鳴ると杉本は拳銃を抜き取りAに向けた。
｢う､動くな!動いたら此奴を撃つ!｣
｢オイ杉本!お前…!｣
「私も撃ち殺すんですか？
山際女史を殺したその銃で」
「エ…?」
杉本が怖気づいた。目が泳ぐ。
太宰がその空きを見逃さず、敦に確保を命じた。
敦が杉本の拳銃を持っている手を掴み､投げ手を拘束した
｢お､やるねえ｣
｢放せ!僕は関係ない!｣
｢逃げても無駄だよ｡犯行時刻は昨日の早朝 場所はここから140米上流の造船跡地｣
｢なっ､何故それを……!｣
｢そこに行けばある筈だ｡君と被害者の足跡が……あと消しきれなかった血痕も｣
｢どうして…バレるはずないのに……｣
｢続きは職場で聞こう｡お前にとっては……元職場になるかも知れんが｣
箕浦が杉本の腕に手錠をかけた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー食べ物or飲み物
抹茶ラテ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
御影(プロフ) - 綾田さん» コメントありがとうございます！ (2023年1月10日 7時) (
レス) id: e37802ecfa (このIDを非表示/違反報告)
綾田 - 夢主がめっちゃかわいいっ！？です。どんな子なのかな？と読み進めてたら、好みドンピシャで……マジかわいいです。ありがとうございます。 (2023年1月9日 21時) (レス) @page13 id: 9d196278d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：御影 | 作成日時：2022年5月29日 22時
