第百二十一訓 ページ31
朝礼をサボり、所構わず寝るA
朝礼をサボり、会議中にも眠り、見回り中フラッと消えサボりスポットで団子食べたり昼寝したりする沖田
違いといえばAは食欲より睡眠欲が勝るくらいぐっすり寝てしまうところか
「もう少し様子見よう…な？」
近藤のその声に土方は渋々頷き、定例会議は終わった
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『おはようございます、副長』
「は？お前、え？」
定例会議の翌日
朝礼10分前にAは現れた
信じられないものを見たかのように土方は目を擦って確認したが何度見てもそこに居るのはAだった
寝癖もなく髪もいつも通り結び、くしゃくしゃになっていた隊服も皺なく綺麗になっている
「柊、お前…今日は大丈夫なのか」
『は？何がですか？』
何がですか、だと…？
言われている意味が分からない様子のAに土方も口を閉じる
眠い怠いとぼやきながら入ってくる隊士たちも、Aの姿を二度見する程驚いていた
一方Aはというと、先程から顎に手を当て何か考え込んでいる
『副長…今日って、何日ですか』
ぼそりと呟かれたそれに土方は宙に視線を向け脳内カレンダーをめくる
「あー…十日だったか」
『十日…』
再びAは難しい顔をして畳をじっと見つめ始めた
「Aちゃん！今日は起きれたんだな！」
『え？』
近藤が嬉しそうにAに声を掛けるもやはり首を傾げ頭にはてなを浮かべている様子
時間になり、朝礼が始まる
土方はぐるりと部屋を見渡した
総悟はまた遅刻か、山崎に起こしに行かせようと口を開きかけた時襖が開いた
「…遅刻だぞ総悟」
「まだ始まってなかったんでしょ、セーフでィ」
首をポキポキ鳴らしながら入ってきた沖田は背筋伸ばして座るAを見て目を見開いた
しかし声を掛けるでもなくそのまま定位置に座る
土方は今度こそ朝礼を開始した
『副長、ちょっといいですか』
「…入れ」
朝礼後
市中見回り前の局中法度読み上げを終え自室に戻って少し
部屋に入ってきたAを見上げると、朝礼の時のように難しい顔を向けていた
「どうかしたか」
おそらくこの一週間の件についてだろう、と思いながら土方は尋ねた
少し距離置いて正座したAが重々しく口を開く
『あの…ふざけてる訳じゃなくて真剣な話なんですけど…私、昨日までの一週間の記憶が全くないんです』
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みぃ(プロフ) - この作品とっても大好きです！更新頑張ってください！ (2019年6月15日 16時) (
レス) id: d77d134be6 (このIDを非表示/違反報告)
伝説じゃないパンダ(プロフ) - とても、面白かったです！続きがとても楽しみです！立花。。。。あ、立花ぁ〜。続編おめでとうございます！！更新応援しています！ (2019年5月3日 20時) (レス) id: 38426ec896 (このIDを非表示/違反報告)
ミア(プロフ) - 続編おめでとうございます！！！立花、、、、辛いです(泣) 続き楽しみにしております。頑張ってください！！ (2019年4月18日 1時) (レス) id: 8a7216d57f (このIDを非表示/違反報告)
時神時神@コーラ中毒(プロフ) - 立花……（泣）続き楽しみに待ってます……立花ぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ (2019年4月18日 0時) (レス) id: 6a39446066 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまね | 作成日時：2019年4月17日 23時
