帰宅 ページ4
【森の中の家】
Aside
ゾムに今日もあることを言われながら家に帰った
因みにゾムも一緒に来ている一緒に動物達を運んでもらった
だが､
ﾄﾞｯ
いきなり背中になにか重みを感じた
危うく前に倒れるところだった
A「危っ」
ゾ「なぁ来てくれへんの〜?」
A「いきなり背中に乗るな
それと何を言われようとも答えはNoだ
それと兎は潰れてないよな」
ゾ「おん頭でお利口に乗ってくれてんねん」
頭にはちっこい翼がついた兎が居た
それと私は白虎を抱えている
この子はここの子ではないので治療したら直ぐに逃がそうと思う
A「よしタオル敷くから少しこの子を持ってて
1と12のカード!」
風でタオルを持ってきてタオル自体に生､つまりは回復の付いたタオルにする
A「良いよ乗せて」
ゾ「分かった」
A「...」ｷﾞﾘｯ
怪我をしている子達を見ると先程の光景を思い出した
思わず歯軋りをしてしまった
ゾ「A､」
さっきの様にいきなり来るのではなく今度は名を呼んでからゾムが私を呼んだ
ゾ「悔しいんのは分かるでもな気にしてたらAが壊れてしまう」
A「そんなこと無い」
いつもこうだが一度も壊れるような事は無かった
その時
「あんた外見のこと考えてんやと思うけど彼は心の事言ってるのネ」
後ろから聞きなれない声が聞こえた
何とも不思議な口調だった
ゾ「誰や」
A「...半人半虎ということは君はさっきの､」
「そや俺はさっきコレクターに捕まってしまった虎なのサ!」
A「ここの子ではないんだよね」
「そ､
あ!それと俺はラルって言うのぜ!」
どうにも気付いたらこの森に居たらしく迷っていたところをコレクターに捕まったようだ
ラ「それじゃあもう帰れるしここでお別れなのネ」
少し名残惜しそうに悲しそうに言うラル
A「なぜ悲しそうに笑うまだ会ったばかりだろう､」
ラ「それもそうなのサ､でもあんたを見ると俺の友達を思い出して､
とても他人事とは思えないのネ!」
訴えるように言ってくるその姿はどこか私も他人とは思えなかった､
ラ「ねぇ最後に名前を聞いても良いのネ?
できればそっちの緑の人もお願いすのサ!」
A「あぁ､私はAだ」
ゾ「俺はゾム」
ラ「!!」
何かを思い出したのかラルは目を開いた
ラ「そっかありがとうA､ゾム幸せになるのネ!!」
刹那ラルは光と共に消えた
何故かラルが消えた後驚きもせず2人共泣いていた
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作者名：スミレの花 | 作成日時：2019年8月7日 15時
