検索窓
今日:7 hit、昨日:52 hit、合計:130,898 hit

black.127 〃 ページ27

灰原が追跡眼鏡をかける
Aと彼女が後ろに乗り、
昴が運転し、博士が助手席に乗った

そして、博士の家を出てから30分

「どう?哀ちゃん。まだ停まったまま?」

コナンが乗ってると思われる車は10分停まったまま。
そこから動かなかったが、

「いいえ、今動き出した。
今度は王石街道を南下して鳥矢町方面に向かってるわ」

「まだまだ追いつけそうにありませんね…」

「しかし犯人は一体どこに向かっておるんじゃろう?
うろうろ迷っているようにも思えるが…」

「案外本当に迷ってるのかもしれませんよ
自分の望む…血に塗れた着地点が見つからなくて」

意味深な言葉を放つ

「コナン君…どうか無事でいて…っ」


手を組んで祈るA

「大丈夫ですよ、きっとね
菜々さん、もう泣き止んで下さい
ハンカチをどうぞ」

「す、すみません…っ」

(………)

昴はAに優しい言葉をかけた
その様子を黙ってみている灰原。

ぐすぐすといいながらAは
借りたハンカチで涙を拭く

「あ、また停まったわ」

15分くらい停まって、また動き出した


「このスピードはまた車に乗ったようね…」

さっきは歩いてるくらいの速さ。
今度は車のスピードのようだ

「今度は杯戸町方面に向かってるわ」

「しかし、何でいったん車を降りたんじゃ?
犯人はコナン君を車から降ろして、
どこかに連れ回していたのかのォ?」

「いや…もしかしたら、連れ回しているのは
コナン君の方かもしれませんよ」


さらに10分後、追跡に変化が



「住宅街に入ったみたいよ、この近くだわ」

「了解」

すると
パァン!

「なに?今銃声の音がしたわ…」

「あの車よ!!
あの車に江戸川君が乗ってるわ…!」

ついに見つけたのだ
コナンが乗っている車を

「ではこの事を毛利さんに知らせて下さい」

「え、警察じゃなくて?」

昴は警察ではなく毛利さんに知らせろと言う
博士は何故か聞いた


「こうなった経緯を正確に説明出来るのは彼らのみ。
車種と色とナンバーを伝え検問を張れば止められます」

「じゃ、じゃが人質を楯にとって検問を突破されたら…」

「その時は…
力尽くで、止めるまでですよ…」

「……!」

ドックン!
灰原のセンサー発生

「どうしたの?哀ちゃん」

「な、なんでもないわ…」

「さあ博士、電話を!」

「わかった。……あれ?」

「どうしました?」

「スマホを忘れてきてしまった!」

テーブルに置きっぱなしで出たらしい
灰原に怒られていた

「とにかく私が毛利さんに電話します」

Aはスマホを出して蘭に電話し、
小五郎に代わってもらった

black.128 〃→←black.126[探偵たちの夜想曲]



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (148 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
629人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。