black.121［体調不良、本物］ ページ21
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(昴さんにお粥作ってあげよう)
Aはソファに座って大人しくしている昴にお粥を作った
ダイニングテーブルに昴を呼ぶ
「昴さん出来ましたよ。こちらに来てくれますか？」
頷いて、ダイニングテーブルに移動した
「ご飯はお粥にしました」
〈ありがとうございます〉
Aは頂きますと言うと、
昴は言えない代わりに前で手を合わせた
ゆっくり口に運び、よく噛んで食べた
そしてスマホを手にとると
〈とっても美味しいです。私好みの味付ですね〉
「嬉しいです、ありがとうございます」
Aは笑顔でそう言った
(フ…愛くるしい奴だ)
Aの笑顔は変装越しでも赤井にとって
唯一の癒しだった
数時間後、博士から連絡があり
Aがお風呂に入ってる間に変声機を取りに行った
だが、
「本当に身体の調子が悪いようだ…」
と呟く。そして身体が熱いと感じていた
「昴さんどこに行ってたんですか？」
「すみません…ちょっと、散歩に…」
変声機を付けたので喋れるが、
声がガラガラだった
(まずい、これは本当に風邪かもな)
「散歩は駄目ですよ、秋だけど夜は寒いんです。
それに風邪引いてるのに…」
ハイネックの服1枚で外に出ていた
「すみません…はぁ、」
「昴さん？」
「はぁ…はぁ……」
昴の息が乱れている
「失礼します」
おでこに手を当てると
「熱い…ひどい熱だわ」
「う…菜々さん、すみません…」
今にも倒れそうな昴の腕を自身の首に回して、
なんとか2階の寝室へと行くと
昴をベッドに寝かせた。そして眼鏡を外す
「昴さん、熱計りますからね」
「は、い……し、下から…お願いします。
服、捲っていいです、から…」
「分かりました、失礼します」
服を捲ると彼の鍛えられた身体が露出される
(結構鍛えてるんだ…腹筋割れてる。素敵ね…なんて思ってる場合じゃない/)
首を横に振った。そして脇の下に挟んだ
ピピッピピッ
体温計を見ると…
「えっ、38.9℃ ⁉」
かなりの高熱だった
「昴さん大丈夫ですか⁉」
返事がないというより、かなり辛そうだ
「どうしよう…病院に連れて行かなきゃ！」
Aがそう言うと昴は彼女の腕を掴んだ
「だ、大丈夫です、から…はぁ、はァ…」
「でも…」
「ひ、引き出しに薬が、あります…
とって下さい…」
Aは引き出しから市販の風邪薬を出した
「昴さん、水と氷持ってきますから
待ってて下さい」
返事も聞かずにAは急いで下へ向かった
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poco(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白くてすぐ読み終わってしまいました！続きが気になります！更新楽しみにしています！ (4月23日 4時) (
レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です！ありがとうございます＼(^o^)／ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです！楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！ (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyoko.
| 作成日時：2019年5月22日 20時
