black.120 ページ20
『Hi,バーボン』
電話の相手はベルモット
「ベルモット、何か用ですか？」
『用がなかったらかけちゃいけないの？』
「いえ、そういうわけでは…」
『ベリーニやシェリーの事、何か分かった？』
「いえ…全然ですよ。しかし、
毛利小五郎に弟子入りする事には成功してます。
彼とシェリーの関係も調べる事が出来そうです」
ジンはAが事故に遭った日に、
小五郎がキールの靴に盗聴器を仕掛けたと思い込み、
小五郎を殺そうとしていた事があった。
結局はFBIがした事だと思い、
小五郎はターゲットから外れてはいるものの、
完全にシロとは思っていないのだ
なのでバーボンは毛利小五郎に近づき、
ベリーニやシェリーの情報を探ろうとしていた
『あら、やるじゃない？
それで…私との約束は覚えてる？』
「ええ。毛利探偵や蘭さんや
コナンくんに危害は加えるな…というもの」
『よく分かってるわね』
「もう一つは…ベリーニを見つけたとしても
報告はしない、でしたよね」
『そうよ』
なぜバーボンもベリーニの件に協力するのかというと、彼女のことが気になるから。
身体の関係をしてしまってから
妙に意識しだしていた
ジンの元へは絶対返したくないのだ
『で、弟子になることに成功したのはいいけれど…
毛利探偵から信頼を得ることも大事よ』
「はい。もし次に毛利探偵が事件に遭遇した時は
同行しようと思います」
『OK』
ベルモットとの会話は終了した。
＊＊＊
工藤邸───
「今日は肉じゃが。たまにしないとね」
肉じゃがを作っているとき、昴がきた
「………」
「昴さん…？どうしました？」
「………」
昴はずっと黙っていた
カチカチカチ…
右手でスマホを持ち、左手でフリック入力しAに見せた
〈風邪を引いてしまいました。
季節の変わり目でしょうね。声が出ません〉
「え、大丈夫ですか⁉」
カチカチ
〈はい、大丈夫です〉
実は赤井のチョーカー型変声機の調子がとても悪いのだ。
現在博士に修理してもらっている
マスク型変声機も調整中だった
風邪は引いてないが、声を出すとさすがにバレる。口を手で塞いでゴホゴホと咳をした
タバコも全く吸っていない
「ちょっと待っててください」
「…？」
Aは引き出しからマスクを出した
「マスクです。眼鏡かけてても、
くもらないタイプの物ですよ」
「………」
〈ありがとうございます、頂きます〉
「肉じゃが食べれますか？」
コクコクと頷いた
昴はAの肉じゃがが出来上がるまで
マスクを付けていた
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poco(プロフ) - 初コメ失礼します！とても面白くてすぐ読み終わってしまいました！続きが気になります！更新楽しみにしています！ (4月23日 4時) (
レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です！ありがとうございます＼(^o^)／ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです！楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます！ (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：kyoko.
| 作成日時：2019年5月22日 20時
