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black.118[今日だけ]. ページ18

「あなたが大学院の行事で一週間いない時の初日、私の首にキスマークが付いてたんです」

「………」

「最初虫刺されかと思ったんですけど、よく見ると内出血してて…もしかして、昴さんが?」

すると、昴が眼鏡を上げる仕草をした

「そうです、僕が付けましたよ」

「ど、どうして…⁉部屋に入ったんですか?」

本当に昴が付けたものだと分かると、やはりAは驚き、部屋に入ったのか聞いた。その時変装を解いて寝てしまったからだ

「前日にあなたがソファーで寝てしまった事がありましたよね?その時に。すみません」

お酒を飲んで眠くなってしまい、ソファで寝てしまった事があるA。しかし実際はそこでしていない。赤井の咄嗟の嘘であり、ホントは寝室で付けていた

嘘をついたのはAが変装の事を心配しているのではないかと悟ったから

「どうしてキスマークなんか…」

「それは…僕が居ない間、他の男性があなたに寄ってこないようにと。要は男避けですよ」

「…っ」

赤井は意外にも独占欲が強いようだ

「だからって何とも思ってない女性にそんな事するのはどうかと思います!」

「何とも思ってない?さあ、それはどうでしょうか」

「え?」

グイッ

「あっ…!」


昴に手を引かれ、バランスを崩したが彼の膝に座る形になる

「ちょ、ちょっと昴さん…っ」

ほのかにタバコの匂いがした
腰に手を回されて、Aが逃げないようにしている

「菜々さん、大人しくして下さいね」

「…ん」

「もう僕が付けたキスマークは消えてしまってるようですね…」

そう言うと、昴はAの首に
chu…

「あ…っ」

軽くキスをした

「菜々さん、今日だけでいいですから…こうさせて下さい」

Aを抱きしめて、首にキスマークを付ける

ちゅうぅ…
控えめに吸った

「あ、ん…っ」

(やだ、変な声出しちゃった…)

「……」

チュ、チュ…

「ふ…ぅ、んん…」

首に口づけし、下から上に舐めると

「はぁ…だめ、昴さん…っ/」

もう一度、今度は強く吸った


「痛…っ、」

「すみません、痛かったですね…」

また首に口づける
チュ…チュク…

「んん…」

昴の愛撫に感じてしまい、Aは眼鏡が落ちそうになった

(まずい、いくらAが変装して顔が違うとはいえこれ以上すると止まらなくなりそうだ)

昴はそう悟り、口づけをやめた


「これで暫くは消えないでしょうね。ごちそうさまでした」

「も、もう!」

「横になりましょう?もう何もしませんから」

「絶対しないで下さいね?」

「はい、約束しますよ」

後ろから抱きしめて眠りについた

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poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時

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