black.116[疑惑] ページ16
Aは車から降りて、子供たちはそのまま昴が送っていった
博士の家でコナンの頬を手当てしてあげた
「ありがとうAさん」
「どういたしまして。それにしてもこの追跡機能、
本当に便利よね!」
「そうだね、でも地震には驚いちゃったよ」
「よかったわ怪我なくて。あ、そういえばね…」
コナンに書斎の本が落ちてきたことを話した
「で、本の位置がバラバラになっちゃったの…
ごめんね」
「大丈夫だよ。確か父さんは本のタイトルであいうえお順にしてたと思うから」
「分かったわ、それじゃあ正しく並べておくわね」
「うん、お願いするよ〜」
Aも工藤邸に帰った
***
夜────
カレーを食べ終えた昴とA
まだ残っているので明日博士の家にカレーを持っていくという昴
「昴さん、お風呂沸きましたよ」
「あーはい、菜々さん先にどうぞ」
「いえ、たまには昴さんからいいですよ」
「そうですか?ではお言葉に甘えて1番、頂きます」
昴はお風呂へ
Aは書斎へ行き、あいうえお順に並べていた
「あら?これは…」
書斎にある机(コナンが度が入ってる優作の眼鏡を見つけた机)の上に
「ど、どうしてこれ…私が秀にあげた携帯灰皿」
以前、赤井にプレゼントのお礼にとあげた、ウイスキースキットル形の携帯灰皿で柄も同じ。なぜここにあるのか分からなかった
「菜々さん?ここにいたんですか」
「す、昴さん…」
「おや?僕の携帯灰皿…」
「昴さん、どうしてこれ持ってるの?」
「………」
「私が好きな人にプレゼントしたんですこれ。どうしてあなたが?」
Aは警戒していた。まさか彼が赤井を殺したのではないかと
「服もです」
「服…?」
「彼が…死んだ彼が着ていた服と同じ服を持ってるでしょ⁉ 紺のワイシャツと黒のジャケットよ!あなたがハイネック以外の服を着ているのを見たことないわ…」
「………」
「あ、あなたが…あなたが秀を殺したの⁉答えて!」
少し黙ったが、フッと笑い
「フフフ…菜々さんは面白い事を言いますね」
「な、なにが面白いのよ…っ」
「携帯灰皿も服も…その亡くなった彼がオーダーメイドなどでもして、この世でたった一つしかない物だというのなら分かりますが…」
「……」
「あの服はアメリカに旅行に行った時に買った物ですし、この携帯灰皿は米花町の高級なお店で買った物。たまたまその彼と被っただけですよ」
「そ、そう言われるとそうかも…以前友達と偶然同じ物買ってしまったし…」
Aは冷静になっていく
629人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
poco(プロフ) - 初コメ失礼します!とても面白くてすぐ読み終わってしまいました!続きが気になります!更新楽しみにしています! (4月23日 4時) (レス) id: 7086e430c4 (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ゆかさん» 大好きと言って頂き恐縮です!ありがとうございます\(^o^)/ (2020年2月28日 0時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - お話大好きです!楽しみに更新待ってます。 (2020年2月27日 22時) (レス) id: 44e2ced5af (このIDを非表示/違反報告)
touko(プロフ) - ベルモットさん» ありがとうございます! (2020年2月5日 22時) (レス) id: bc4bf8fc59 (このIDを非表示/違反報告)
ベルモット - こんには、お久しぶりです。ベルモットです。引き続き読ませて頂きました。 (2020年2月4日 20時) (レス) id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:kyoko. | 作成日時:2019年5月22日 20時