～あの夏、冒険の世界で恋をする～ファイル島編2 (ページ17)

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咆哮！イッカクモン…1 ページ17

おもちゃの町から遠く離れた森は酷く寒さで腕をさする者もいた。

タケル「寒いよぉ」
パルモン「しおれそう…」
丈「約２匹やけに元気だよな」

太一「まぁ、でも寒いのも悪かないよな」

寒さに強いガブモンとゴマモンが元気がよさげに歩いていると、太一の発言にミミとタケルが不満を漏らした。

光子郎「そんな…勘弁してください！」
太一「だ～って雪が降ったら、雪合戦できるぜ！」

ミミ、タケル「「雪合戦！」」

雪合戦を知らないAやデジモン達は首を傾げていた。

光子郎「雪合戦かぁ」
テントモン「なんやそれ…食べモンかいな？」
光子郎「違いますよ。雪合戦というのは、雪玉をぶつけ合う遊びの一種です」
テントモン「なんや…」

ヤマト「久しぶりに勝負できるな！」
太一「負けないぜ！」

みんなが楽しげに話しているが丈だけが深刻な表情をし、それに気づいたAが歩み寄る。

A「丈、深刻な顔をしてどうしたの？」

丈「はぁ…深刻にもなるさ。考えてもみろよ？これ以上、気温が下がれば野宿だって難しくなる…寒冷地では、食料の調達だって大変になるだろうし…頭が痛いよ。僕はみんなを守らなくちゃいけないからね。

……僕は、1番年上なんだから」