ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part20 (ページ10)

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半魚人のかまぼこ奇談…6 ページ10

そんな事を知らずAは包丁を取り出し、裏返しにして蒲鉾の板を切り離したら鬼太郎蒲鉾が動き出した

A「ぁ…」
鬼太郎「はぁ…酷い目に遭った！」

A「妖怪病院…ですか？」
目玉おやじ「左様。そこでならきっと鬼太郎を元の体に戻せるじゃろう。死人すら蘇らせると評判の名医がメスを振るっておるからの…とはいえ、手術料は目ん玉が飛び出る程の高額」
A「そうなんですか」

Aは高額という名も動揺せず2つ目の蒲鉾を板から切り離す

猫娘「高額って…お幾ら万円？」
目玉おやじ「…ザッと1億」
猫娘「無理ぃぃぃ！！！！」

鬼太郎「…参ったな。流石のAと砂かけ婆もそんな大金は…」

A、砂かけ「「あるよ/あるぞ」」

Aと砂かけはドヤ顔で沢山の通帳を取り出し、驚くを通り越して2人に恐怖を覚え言葉が出なかった

鬼太郎蒲鉾を板から全て切り離し妖怪病院へ連れて行こうとした…だが

A「猫娘」
猫娘「何？」
A「お願いがあって…」
猫娘「お願い…？」
A「ねずみ男に連絡を取りたいの」

ねずみ男に頼み事と聞きみんなは驚き、鬼太郎までも少し驚く

猫娘「な、何で彼奴を！！」
A「…鬼太郎をこんな目に合わせた妖怪を少し懲らしめに行きたくて。その為にねずみ男の力が必要でね…人間界に大きく広まる位の…ね」

鬼太郎「…A、何をする気なんだ？」

Aは口元に指先をトンッ…と当て

鬼太郎「っ…///」

A「妖狐の本分をしに行くだけ…だよ」

妖艶な笑みを向けられ鬼太郎だけでは無く、目玉おやじ以外のみんなはゾクっと顔を赤く染めた