ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part20 (ページ41)

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漆黒の冷気妖怪ぶるぶる…7 ページ41

真っ暗な森を歩いていると突然、物音がし裕太が叫び声を上げると鴉が飛んで行った。裕太は驚きのあまりAに思いっきり抱きついていた

裕太「あ…///」

鬼太郎が裕太をジト目で見つめており、裕太もハッと我に帰り頬を染めながらAから離れる

A「裕太君、大丈夫？」
裕太「…」
鬼太郎「…如何したんだ？裕太君」

裕太「こんな時僕は、いつもまな姉ちゃんに守って貰ってばかりでした…だから、まな姉ちゃんがぶるぶるに拐われた時、今度は僕が助けなきゃいけなかったのに…それなのに僕は怖くて、動けなくて」

裕太は自分の惨めさに涙を流していた

A「…行こっか」
裕太「はい……あ、あの！」

A「ん？」

歩こうとしたAを呼び止める裕太

裕太「Aさんは女の子なのに、いつも危険な妖怪達と戦って…怖く無いんですか？」
A「…怖いと感じる時もあるよ？」
裕太「え？じゃあ何故？」

A「戦うと言っても1人で戦う訳じゃ無いからね…鬼太郎がいつも側に居てくれるし、妖怪と人間との間に何かが起きたら放って置けないから」

裕太「いつも側に…」

A「それが、私の…一生背負っていかなきゃいけない役目なの」

すると森がざわつき始め、妖気を感じ取り鬼太郎の妖怪アンテナが立つ。ぶるぶるが現れ裕太を捕まえ連れて行こうとした

鬼太郎「裕太君！」

捕まった裕太を鬼太郎が横抱きにしながら助け、Aが狐桜を構え飛び…ぶるぶるに向かって行く