ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part19 (ページ7)

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泥田坊と命と大地…2 ページ7

ねずみ男「やっぱり。30年前にもね」
鬼太郎「あぁ。泥田坊は人間を皆殺しをする勢いで暴れ回った…そして、僕やAが…」

鬼太郎はねずみ男達に泥田坊との戦いの全てを話した

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苦戦に強いられ、漸く泥田坊を倒す事が出来たAと鬼太郎。

泥田坊の体が徐々に崩れ、最終的には顔が泥の様に崩れ泥の波がAや鬼太郎の足を埋め尽くす

「や…やったぞ！」
「化け物が死んだ！」
「これで工事を再開出来る！」
「あぁ！俺達の勝ちだ！」

泥田坊を倒した事で人間達は調子に乗り盛り上がっていた…だが

A「っ…いい加減にして！！」
鬼太郎「っ！」

Aの手が怒りで震え大声を発すると鬼太郎は目を開き、人間達はAを見つめる

A「泥田坊は、自分の田んぼを守ろうとしただけ！！貴方達、人間はいつもそう…この世界を自分のモノだと思い上がって…貴方達なんてっ…助けるべきじゃ…！！！」

Aは怒りに染まった目で巨大な念波珠を地面に叩きつけると地面が大きく凹み、人間達は恐怖で足がすくんだ

鬼太郎「A、止めろ！！」

突然の行動に驚いた鬼太郎は大慌てでAを抑える

A「離して！！」
目玉おやじ「A、よさんか！！」
A「っ…だって…」
鬼太郎「落ち着け！！」

悔しそうな顔で俯くAだが、ふと横を見つめると1人の男性が血を流しながら倒れその隣で涙を流す子供。その子供の目は怒りの憎しみに染まっていた

A「ぁ…」

その様を見てAは目を開いた…