ゲゲゲの鬼太郎九狐の妖姫Part18 (ページ21)

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閻魔大王の密約…4 ページ21

閻魔と共に大王庁へ入る鬼太郎

閻魔「お前の話はAから聞いている…勿論、俺も出来るならAを生き返らせたいと望む…だが、分かっているのか？亡者を蘇らせるという事は世の傍に逆らう事になるんだぞ？」
鬼太郎「無論承知している。もし叶うなら蘇らせる対価として僕に差出せるモノは全て差し出す」

閻魔は鬼太郎の言葉を聞き目を鋭くさせ見つめる

閻魔「名無しによる混乱を押し留めたのはその浄玻璃鏡を通して見ていた…しかしその功とて世の傍を覆す事は出来ない。帰ろ」

帰ろと言われ目玉おやじがじゃが…と一歩引かず、閻魔の周りから炎が出てくる

閻魔「俺は忙しい…帰れ！」

脅すかの様に鬼太郎に向かって炎を出し、当てはしなかったが脅すには十分過ぎた…だが、鬼太郎はそれでも真っ直ぐな瞳をしていた

鬼太郎「本当に帰って良いのか？」
閻魔「…」

鬼太郎の一言で閻魔は炎を出すのを止めた

鬼太郎「あの厳重過ぎる警備…牛頭と馬頭は2度と遅れを取る訳にはいかないと言っていた。何かこの地獄で問題が起こっている…違うか？」
閻魔「…だとしたら如何なんだ？」
鬼太郎「僕が解決してやる」

目玉おやじ「き、鬼太郎！」

すると閻魔が腹を抑えながら大笑いをし鬼太郎に歩み寄り顔を近づけた。笑っていても目だけは笑っていなかった