百々爺の姦計 妖怪大裁判…7 ページ17
A「では貴方は仲間と滅多に会わない場所で都合良く、一つ目小僧が抹殺される現場に遭遇したと仰るのですか?」
呼子はAの言う事に瞬きしていた
百々爺「異議あり!本件とは関連ありません!」
A「いいえ。重要な関連性があります」
大天狗「異議を却下。続けよ」
A「…如何ですか?」
呼子「言われてみりゃそうだな!」
A「普段滅多に仲間に会わない場所で偶然にも一つ目小僧が抹殺される現場に居合わせた…可笑しいと思いませんか?偶々、都合良く、偶然に…良く思い出してみて下さい。貴方は本当に見たのですか?」
Aは呼子の顔に自分の顔を近づけさせる
A「一つ目小僧が抹殺された瞬間を…!手を下したのは本当にあの被告だったのか!!
貴方は、目撃者になる様…罠に掛けられたのではありませんか!?」
押せ押せな質問に異議あり!と叫ぶ百々爺
百々爺「弁護人は偶然という言葉を繰り返し、悪意を持って証言を誘導しています!また、罠というのは論証出来ない類推に過ぎる戯論です!!」
大天狗「異議を認める。弁護側の言葉を記録から抹消せよ」
百々爺がニヤリと笑っていたが、Aがそれを見逃す筈も無く、目を細めた
A「…以上です」
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年2月2日 13時