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百々爺の姦計 妖怪大裁判…2 ページ12

砂かけ「…抹殺罪とな?」
子泣き「鬼太郎は一つ目小僧に何かしたんかい?」
目玉おやじ「そんな訳無かろう!」

猫娘「抹殺罪って確かもう何百年も適応されてない有名無実の罪でしょ?妖怪同士の争いが絶えなかった時代のモノじゃ無い」

抹殺したとしても無罪となる筈だと言いたげな猫娘

子泣き「そんなの今でも通用するんか?」
砂かけ「法律は法律じゃからな…しかし、妖怪大裁判なんぞこの100年開かれてない筈」

ぬりかべが鬼太郎無実!と叫ぶ

猫娘「当たり前じゃ無い!誰かのでっち上げよ!」
A「…でっち上げ…ね」

ねずみ男「そうか〜?」

否定の言葉が聞こえて来て鬼太郎の家の入り口前で寝転んでいたねずみ男が起き上がる

ねずみ男「なぁ聞いてくれ。今まで鬼太郎がどれだけ妖怪をやっつけたと思う?」

沢山の妖怪を人間を助ける為に倒した事が頭に過ぎりみんなは口を噤む

ねずみ男「な?今回の逮捕は名目で本当はそっちを追求したいんじゃねーのか?」
猫娘「ねずみ男!!」

猫娘が猫化となり鋭い爪をねずみ男に向け、焦りながら法廷で白黒つけた方が良いと提案した

砂かけ「…お前にしてはまともな事を言うな」
目玉おやじ「確かにねずみ男の言う通りかもしれんのぉ…妖怪大裁判は必ず公正な判断をしてくれる筈じゃ」


A「…」

Aが立ち上がり何処かへ行こうとする


猫娘「A?」
目玉おやじ「何処に行くんじゃ?」

A「過去の裁判記録に目を通して来ます。みんな鬼太郎に有利な証言をしてくれる妖怪を集めて」


Aの指示にみんなが頷く

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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年2月2日 13時

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