新春食人奇譚 火車…3 ページ4
ねずみ男「また死体持って来てやったぞ」
火車「またか…。いくら死体が好物でも一度にそんなには食えねー。今日はもう腹一杯だ!」
ねずみ男「しょうがねーだろ?死体を始末して欲しいって人間から次々と依頼の電話が掛かってくるんだからよ。さぁ食え」
火車はゲップをしながらもう食えないと反抗した
火車「それにおめぇの持って来る死体はイマイチ美味くねーんだよ。スパイスが足りてねーんだ」
ねずみ男「スパイス?」
火車「そうだ。死体を盗まれた家族の悲しみ…其奴が絶妙なスパイスとなって味を引き立てるんだ。おめぇの持って来る死体にはそれがねー!」
火車の贅沢な言葉に贅沢言うな!と怒り出したねずみ男
ねずみ男「この老いぼれ妖怪が!」
火車「確かにこの体も随分くたびれた。其処で1つ考えたんだ…」
ねずみ男「な、何だよ…」
火車「この体には愛着もあるが歳には勝てねー」
火車の手がねずみ男の右手に重ね、ねずみ男が照れた顔をするのも束の間突然体が光り出し、魂入れ替えの術を掛けられた
火車(ねずみ男)「は?俺様が目の前に…!?えぇ!?ど、如何なってんだよ!」
ねずみ男(火車)「体を入れ替えさせて貰ったんだよ。おめぇが死体を食わせてくれたお陰で妖力が復活したんだ。感謝を込めて失礼こかせて貰うぜ」
ねずみ男(火車)がオナラをし、あまりの臭さに火車(ねずみ男)は気絶をした
そして、ねずみ男(火車)はその場から立ち去って行った
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年1月7日 21時