新春食人奇譚 火車…1 ページ2
まなは新年早々、友達と初詣に来ていた。お賽銭をしその後おみくじを引いていた
雅「ま〜な!何お願いしたの?」
まな「えへへっ!内緒…やった!大吉!」
「私も大吉!」
雅「私も!ってかお正月の神社って大吉しか入ってないんじゃないの?」
雅の言葉に笑うまな達。夕方友達と別れて帰宅していると人気の無い路上で死体を引き摺った妖怪を見つけてしまい、まなが叫ぶと死体を置いて慌てて逃げ、警察を呼んだが妖怪などと言える筈もなく鬼太郎やAに話をしに家に向かった
目玉おやじ「それは多分、火車の仕業じゃな」
まな「かしゃ?」
鬼太郎「火の車と書いて火車」
猫娘「死体なんか盗んで如何するの?」
A「食べるんだよ。火車の好きなものは死体とお餅だから」
火車が死体を食べると聞きまなは驚いていた
目玉おやじ「火車は昔から居る妖怪でな。葬式や火葬場で死体を盗み出しては大暴れしよったモンじゃ…」
まな「…大暴れ。でも私が見たのはヨレヨレの妖怪だったよ?死体も担いだりせずズルズル引き摺ってて」
目玉おやじ「んー…火車が現れた話も最近は聞かんかったからの…奴も歳をとって足腰が弱り死体を担げなくなっとるのかもしれん」
A達の話を盗み聞きしていたねずみ男は悪い顔をし火車の所へ向かった
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2019年1月7日 21時