運命の魔女たち…3 ページ27
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アデル「あの時バック・べアード様は選ばれた。私では無く、アニエスを…。ブリガドーンのコアに」
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アニエスは川に石を投げ捨て、ポチャン…と寂しい音が響く
アニエス「姉のアデルは何でも出来たの。魔法の呪文も私よりずっと沢山覚えてたし、銃の扱いも上手いし、どんな事だって出来る。それに比べると私は落ちこぼれ…」
アニエスは、また石を川に投げ捨てる
まな「私は…欲しかったけどな。お姉さん」
アニエス「フッ…優秀な姉を待つと苦労するわよ?」
まなとアニエスが笑い合い、それを嬉しそうに見つめるA
アニエス「…小さい頃は何でも一緒にやって、一緒に笑って一緒に泣いたのに…いつからだろう…?」
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アデル「いつからだろう。互いに言葉を交わさなくなったのは。はぁ…私は…私は妹の才能に嫉妬していたのだろうか…?」
アデルの寂しい言葉を言うと、後ろの月をバックにべアードが現れ、アデルは直様、膝をついた
アデル「バック・べアード様」
べアード「分かっているな?アデル。私自ら赴いて確かめた。アニエスの魔力…そして、A姫の聖なる妖気はブリガドーン計画を発動するに十分だ」
アデル「承知しております。既にドラキュラ三世達も準備を整え、いつでも出撃出来る様控えております」
べアード「後は指輪が出現するのを待つのみ」
アデル「はっ!」
べアード「必ずや指輪を手に入れ、A姫とアニエスを器とコアにせよ」
アデル「魔女一族の名誉の為に」
べアード「これでこの日本…いや、この世界全は我がバック・べアード帝国の領土となる!」
そして、タイミング良くもうじき指輪が出現反応が出てフランケンは嬉しそうに笑っていた
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作者名:勿忘草 | 作成日時:2018年11月25日 9時