じまん ページ17
母「ごめんね。こんな親で」
目の前にいる、母さんは涙ぐみながら今まであったことを話してくれた。
「許すも何も……」
母さん達は僕を捨てたんじゃない。ずっと応援してくれてた。
両国国技館にわざわざ来てくれた。自分たちの運で。
「母さん達はいろんな人の命を救ってた……」
僕は母さんに謝りたい。今まで散々言ってしまった母さんを。
「母さん、母さん。僕の方こそごめんね。信じてなくて。」
僕は母さんに言った。母さんは目を見開きまた泣き出した。
母「いつの間に、こんなに大きくなったのかしらね。」
母さんはポツリポツリ話してくれた。
、
、
高校生になった僕を見たかったとか、ピアスとか開けるとこ見て見たかったとか……
「あと、母さんふたつ間違えてることあるから。」
これだけは譲れない。
母さんは僕の目を見た。
「ひとつ、莉子ちゃんじゃないからあいつは莉子
そうだったわねと言った母さん。
母「ふたつめは?」
「ふたつめは、すとぷりは友達で済まされるほど柔らかいグループじゃない。それぞれ、いろんな過去を持って集まった家族だから!」
母「あの人たちにも今度挨拶行かなきゃね」
「ゔん!!!」
僕は今まで貯めてたものを出した。
嫌われてると思ってた。迷惑だと思ってた。
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作者名:波音 | 作成日時:2019年5月2日 21時