年下犬系彼氏の事情【松野千冬】

☆58 ページ21

　
　
　







さっきまであんなに楽しかったのに…






あの子のせいで台無しだ…。






もう気分が上がらないなぁ。







帰ろうかな、







親友と千冬くんに"ごめん、急用で先に帰るね！"とだけメッセージを送って学校を出た。







気持ちが全く晴れない。







私はある場所に向かっていた。








それは、、












＿＿＿＿逞「あれ？Aちゃん？？今日は休みじゃなかった？」




バイト先だ。




ちょうどゴミ出しの逞くんにばったり遭遇。


「逞くんっ…うん、休みだよ笑笑」

逞「だよね？…どうしたの？何かあった？珍しいじゃん笑」



そうだよね…休日にバイト休みなのに
バイト先に一人で来るなんて、おかしいよね？


「えっ…と、近くを通りかかっただけだよー！」



逞くんに会って少し安心が出たのか、涙が溢れ出そうになったのを堪えて、ヘラっと答えた。



逞「…俺、もう少しで上がりだからさ、
時間あるならちょっと付き合ってよ」




真剣な顔で言われた。




「あ、うん！わかった。いいよ！待ってるね！」

　
　
　

　
　
　
私は彼の誘いにOKしたんだ、






　
　
　
　




＿＿＿今は一人になりたくないから…

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