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ある日Aはネプチューン軍で勤めを果たしているホーディを観る為にこっそりとリュウグウ王国へと足を踏み入れていた
魚人街とは違い空気があり腰にシャボンを付け進めば、キラキラと鮮やかな街に目を奪われる
後を追っていたホーディを完全に見失うがAは彼の気を探り居場所を把握する
『…？？…』
その際、街の遥か上にある竜宮城から大きな気配を感じた
『！』
上を見上げながら進んでいるといつの間に知らない人達に囲まれていた
「どこの子だ？」
「見た事ないわ。とても綺麗な子ね」
「頭にツノがあるぞ…」
「も、もしかして…」
『あ、あ…っ』
突然囲まれ驚きと恐怖で体が固まる
��ヤクニシー��
誰かがそう言った瞬間、一際大きな声が響いた
「幼子を囲んで何をしているのですか！！」
人集りは道を開け、声の人物に道を譲る
「オトヒメ様！」
住人がそう呼ぶ彼女はこの国の王妃だった
金魚の人魚のオトヒメはAを見つけ、目を見開く
「貴女は…」
タイガーに話を聞いていたオトヒメはすぐに理解して微笑んだ
「大丈夫、怖がらないで。タイガーから話は聞いています。私はオトヒメ。貴女の母の事も知っていますよ」
余りにも優しい彼女の声にAは警戒を解いた
「！」
その瞬間オトヒメにAの心が少しだけ流れ込む
「うぅ…、本当に、よく、頑張りましたねっ」
オトヒメは堪らず涙を流した
そんな彼女の心もまたAに流れ込む
『……人間は…怖い…です』
人間に歩み寄ろうと言う彼女の想いに震えた
「…！…」
オトヒメは涙を拭きながらAに手を差し伸べる
「少しお話しませんか？」
そのひと言に小さく頷き手を取った
オトヒメに連れられたのは、先程迄見上げていた竜宮城だった
街とは違い、海で満たされていてとても心地が良い場所
ここでホーディはお仕事してるんだ…
「ホーディ？」
『…オトヒメ様もココロが分かるのですか？』
「ええ、そうよ。貴女もそうでしょう？」
フフと笑う彼女に母を重ねる
「セレーナとは全然違うけど…私の事を母と思って良いのですよ。私はこの国を、ここに住む皆様を愛していますから」
『…あい…』
「貴女が母から沢山貰っていたものが愛なのです。大丈夫。今は分からなくても理解出来るようになりますよ」
オトヒメは困惑するAの頭を優しく撫でた
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ナナコ - 更新ありがとうございます！！！ (2022年11月4日 23時) (
レス) @page33 id: 9e2c3376df (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - たろ。さん» ありがとうございます！自分でも書きながら泣いてました(( 更新頑張ります！ (2022年7月5日 23時) (レス) id: b79991d6ff (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - ボロ泣きした、、、しあわせになって、、、更新待ってます (2022年7月2日 0時) (レス) @page11 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
源(プロフ) - mithukoaaa0306さん» 読んで頂き有り難う御座います！本当申し訳ないです(涙)タイトルを検索に設定し、溜息part 10と検索して頂ければ出てくる筈なのでお手数ですが試してみて下さい！ (2022年4月19日 21時) (レス) id: 1c05f583b2 (このIDを非表示/違反報告)
mithukoaaa0306(プロフ) - part10どうやって検索するんだろう……めちゃくちゃ続き読みたいのに見れない😭 (2022年4月19日 15時) (レス) @page1 id: 6f07583e5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：げん | 作成日時：2021年9月15日 0時
