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すっかり雨も止んだ外をゆっくりと手を繋いで帰る
一歩先を歩く廉くんはいつもよりも大きく見えた
【明日の朝、一緒学校行こか】
「へ？」
【迎え行ったる】
「…うん、待ってるね」
いつもだったら遠回りしてしまうことに気を遣って断るけど、今回は違った
「てか、遅くなっちゃったね、ごめんね」
【んー？何もよ】
「ありがと」
【俺風邪引いたらAちゃん看病しに来てやー】
「ふふっうん」
【その前にAが風邪引いちゃいそうやんなあ】
「私頑丈だから大丈夫だよ」
【ふはっ頑丈て笑】
「んふふ」
そう話しているとマンション下の階段が見えて
そこには１つの人影があり、その人影はすぐに誰だかわかった
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作者名：しろくま | 作成日時：2020年7月3日 0時
