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『…い、、、おいっ!』



ぼーっとしてる私の肩を
ポンポンっと叩き
ふと我に帰った。




「なに?」

『何じゃなくて。教室行くぞ…』


「あ、うん、、、」




まだ記憶に新しい
あの香りは
私の脳裏から離れることはない。


だけど今は
クラスメイトとの顔合わせのために
教室に向かうことだけを考えた。



少し前を歩く稜雅の姿は
大人っぽくたくましく見えた気がしたけど



私の視線に気づいた彼は


なんだよ。って
言いながら無邪気に笑った。




相変わらずな笑い顔に
稜雅が幼馴染で
本当に良かったと
心から思う瞬間だ。




そんなことを考えてれば
教室の前にはあっという間についた。




中に入れば
新しい生活が始まる

そんな未来を期待して

教室の扉を開いた。

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作者名:チャイ x他1人 | 作成日時:2018年4月1日 23時

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