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私の能力が存在する理由があるのなら、

それはきっと大切な人達の為にあるものだと思ってる。

守れるようになりたい。
この能力で、みんなを。





ーーー



「じゃあ、私達はスイランを探すから、ジュンくんはそっちをお願いね」

「…大丈夫?A…」

「うん、だって私の無効化が使えればワンチャンありでしょ?大丈夫だって任せて!」


そうは言うがジュンくんは心配そうで。
そうだったね。結構ジュンくんってば過保護でしたね。と思い出す。


「A、行くぞ」

「わかった!」


スイランの捜索&ジュンくんの呪いを解除組は私とウォヌくん、ミョンホくんで決まり。

能力者達の救助組はジュンくん筆頭に他の人達に任せることにした。


「スイランって人を捕まえて絶対にジュンくんを助けるから!」


ジュンくんにそう言って、私は先に走り出していたウォヌくん達の背を追う。



私に何が出来るか。
考えたら、やっぱり私は自分の能力を使うことしか、ジュンくんに何かをしてあげる事が出来なくて。


「A、顔色悪いよ…」


緩く走っていたウォヌくんとミョンホくんに追いつき、私をチラリと一瞥したミョンホくんがそんなことを指摘してきた。


「うん、今まじで吐きそうなぐらい緊張してる」


自分が失敗したら、ジュンくんが死ぬ。
そんなあってはならない未来を頭の片隅で考えたりして、ひどく後悔する。


「(成功のイメージ…成功のイメージで)」


ジュンくんはきっと今まで沢山辛い思いをしてきたんだと思う。

諦めも絶望も。

全てを捨てることを受け入れ、自分自身の気持ちを笑って誤魔化して。



そんなの…あまりにも悲しすぎる。


ジュンくんにだって、幸せになる道があったっていいじゃないか。


シュランの存在は…そうなりたいと願うジュンくんの枷だ。



「あれ、ここ…ロックが掛かってるはずの扉だよね?」


「…開いてる?」


確かジュンくんの情報だと、ロックの解除が必要な扉。
ここからスイランがいるであろう、場所に通じる道なのだ。



「誘い込んでる…。明らかに罠、だけど」


ウォヌくんが私に視線をやる。

こんなの、決まっているじゃないか。



「…行くしかないよね」



私達はお互いに頷き合い、ゆっくりと、一歩ずつ歩み始めた。

今は引き返す時間も、理由もないのだから。

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レン(プロフ) - 今日からうちの子は改名してホシくんです!笑笑メスですけど笑笑 (2020年3月16日 17時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - レンさん» ポメラニアン飼ってるんですね!羨ましいです〜!もうそれはポメホシくんなので盛大に可愛がってあげましょう!^ - ^ (2020年3月14日 19時) (レス) id: b3fbbcd754 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - めちゃくちゃ似合います!ふわふわしてチョコチョコしてる感じが!!← うちでもポメラニアン飼ってるので今日からホシくんだと思うことにします!笑笑 (2020年3月13日 14時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - レンさん» コメントありがとうございます!勝手ながらホシくんは絶対にポメラニアンが似合うなと、オタク心が疼いてしまいました。これからもポメホシくんをどうぞよろしくお願いします!! (2020年3月10日 21時) (レス) id: b3fbbcd754 (このIDを非表示/違反報告)
レン(プロフ) - ぽ、ポメラニアンになるホシくん…無理可愛すぎる… (2020年3月9日 20時) (レス) id: 7ddd2a9a14 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yu-i | 作成日時:2019年12月8日 20時

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