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あれから1週間が経った。
ヒーロー科が学校で襲われた。
そんな話を聞いた。
嗚呼、まだ原作も序盤なんだな。
そんなどうでもいい事を考える。
勉強だけは変わらず頑張った。
1番には成れないけれど、
今世の私が頑張った努力を踏みにじりたくなかった。
たったそれだけの、どうでもいい人生譚だ。
A「はぁ…………。」
夜空に溶けて消える煙を、
ただ呆然と見つめる。
すっかり吸い慣れてしまった。
お小遣いは限られてるから、
お酒は飲まないけれど。
この時間だけは、私は私を捨てられた。
学校も社会も、全部全部関係ない。
「ねーちゃん！遊ぼうぜぇ！」
「暇してるんだろ？気持ち良くしてやっからよぉ。」
「ちょwwおまwwキモww」
声を掛けてきた3人組は、所謂ナンパで。
ロクな金もねぇガキが。
そんな悪態を心の中でつく。
無個性の私だ。
何かあれば太刀打ちできない。
穏便に済ませよう。
A「あの、私_______」
「拒否権はねぇからな？」
ギラリ、鈍色に光るナイフを突きつけられる。
ここは人気のない小さな公園だ。
未成年かつ雄英生徒の私にとっても、
闇に心を落とし地べたに這い蹲る彼らにとっても、
これ程心地の良い場所はない。
故に、救いの手などない。
_________嗚呼、終わった。
「……何やってんだお前ら。」
「あ？？誰だテメー。」
「こっちが先に聞いてんだよ。」
突然現れた少年に驚く。
暗闇で顔こそ見えないものの、
体格はどう考えても高校生のそれだ。
あんな細腕で男3人に挑むなんて、
それ程の強個性なのだろうか。
「ハッ！ぼくはさっさと家に帰って
ママのおっ'ぱいでも吸ってろ〜？」
「ギャハハ！だってよぼくゥ！
残念！ヒーローになれなかったな〜！」
ここは彼に任せて逃げよう。
そう思う反面、彼を見捨てるのかと自分に問う。
前世で死ななければ、妹も高校生だった。
小さくて、か弱くて、思春期の悪意に揉まれて。
迷って、泣いて、それでも健気に生きていた。
一生を賭けてこの子を守りたいと思った。
───本当に、見捨てるの？
A「…………ねぇ、オニーサンたち。
そんな子どうでもいいから遊ぼうよぉ♡」
「！！」
震えて悦'ぶ声を出す。'女'を演じる。
そうすれば、私に背を向けている君たちは
振り向く。油断する。
A「
気持ち良いコトしてくれるんでしょ？」
刹那、股間を蹴りあげた。
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！！！(プロフ) - 無山さん» ええ、とても素敵な言葉ですね…！教えていただきありがとうございます(><)夢主ちゃんには幸せになって欲しいですよね… (2022年10月4日 11時) (
レス) @page21 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 本当に最高です。「ヒーローは世界を救うために君を犠牲にするがヴィランは君を救うために世界を犠牲にする」僕が何かで見聞きした言葉で一番好きな言葉です！夢主ちゃんはヴィラン側で幸せになって欲しいです♡ (2022年10月3日 21時) (レス) @page24 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 無山さん» ありがとうございます！漫画読んでて、絶対一定数こういう奴らいるよなって思って書いていたので楽しんで頂けて嬉しいです！ (2022年10月3日 21時) (レス) @page23 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 好きです。個性を持っていても他人をいじめる奴らがヒーローになんざなれるわけない。いいですよねぇ自分が馬鹿にしてたものに負ける時の表情！創造だけでも気分が高まる。さいっこうに好きです! (2022年10月3日 18時) (レス) @page21 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 暖かいお言葉ありがとうございます；；6期アツいですよねぇ！！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月3日 10時) (レス) @page20 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月1日 18時
