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今でも覚えてる。
汚いネオンライトの街を。
人の欲望と欲望が混ざり合う場所。
夜の店ってね、そういう場所なの。
A｢本ッ当に気持ち悪かったけど、
お金が必要だったから我慢した。
どうでもいい自慢話に微笑みかけて、
超くだらない意見に耳を傾けて、
どれだけ貶されても笑うしかなかった…。
いつか救ってくれると思ってたヒーローは
最期まで来てくれなかった…！｣
ｸﾞﾗﾝ｢っ噂通りの個性だな！
こりゃまるで悪魔だぜ畜生！｣
ああ、デクくんから何か聞いたのかな？
血の弾丸を飛ばして、避けて。
蹴り飛ばされて、避けて。
終わりの見えない攻防が続く。
A｢知ってる？誰も彼もがお金に見える感覚を。
知ってる？キラキラ輝くあの子に成れない苦しみを。
誰も彼もが欲を利用し合って、騙し合って、
それで簡単にお金がいっぱい手に入った！｣
ｸﾞﾗﾝ｢それでッ、その金は何に使ったんだ？｣
───人間とは欲望の生き物だ。
汚くて、気持ち悪くて、吐き気がして。
でも、それを利用する私の方がよっぽど穢れていた。
何度も辞めようと思った。
何度も妹たちの泣き顔を思い出した。
辞められなかった。
A｢幸せになるのはッ、お金がなきゃいけない！
でも恵まれない私は、
私たちには、あれしか方法はなかった！
いつだって脇役の私たちが救われるには
自分という犠牲が必要だった！｣
_______勝てる。
弾丸を打ち込み、血で固めた拳を振りかざし、
少しずつ、少しずつ詰めていく。
確実に私が押している。
このまま大通りまで彼を押し出せば、
市民が多くいる場所まで出れば、
守るものの多い貴方は私に負ける…！！
ｸﾞﾗﾝ｢！？これが狙いかッ、｣
A｢もう遅いよ、グラントリノ。
_________私の為に死んで。｣
キャパギリギリの血量。
その残り全てを弾丸へと変え、
私は一斉に振りかざした。
A｢アハハッ！
お喋りに夢中になって気付かないなんて、
早く死んだ方が世のためだったんじゃない？｣
市民を巻き込んだ弾丸の雨。
土煙がやんだ頃、
そこに転がっていたのは
グラントリノの死体
母｢っ、カハッ……！｣
ｸﾞﾗﾝ｢貴婦人……！？｣
ではなく、腸から血を流す私の母だった。
どうして？
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！！！(プロフ) - 無山さん» ええ、とても素敵な言葉ですね…！教えていただきありがとうございます(><)夢主ちゃんには幸せになって欲しいですよね… (2022年10月4日 11時) (
レス) @page21 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 本当に最高です。「ヒーローは世界を救うために君を犠牲にするがヴィランは君を救うために世界を犠牲にする」僕が何かで見聞きした言葉で一番好きな言葉です！夢主ちゃんはヴィラン側で幸せになって欲しいです♡ (2022年10月3日 21時) (レス) @page24 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 無山さん» ありがとうございます！漫画読んでて、絶対一定数こういう奴らいるよなって思って書いていたので楽しんで頂けて嬉しいです！ (2022年10月3日 21時) (レス) @page23 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 好きです。個性を持っていても他人をいじめる奴らがヒーローになんざなれるわけない。いいですよねぇ自分が馬鹿にしてたものに負ける時の表情！創造だけでも気分が高まる。さいっこうに好きです! (2022年10月3日 18時) (レス) @page21 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 暖かいお言葉ありがとうございます；；6期アツいですよねぇ！！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月3日 10時) (レス) @page20 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月1日 18時
