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A｢_______ようこそ、トガちゃん、荼毘くん。｣
例のBARに招集された今日。
どうやら新メンバーが加入する日のようで。
死柄木くんはイライラしながら部屋を出てっちゃった。
こういう時はほっとくのが一番だから追わない。
代わりに、
ずっとこちらを見つめていた2人に話しかけた。
フードの隙間から表情を伺う。
きっと自分が誰か気になってたのだろう。
黒霧くんから貰った黒いローブが揺れる。
A｢私はリンネ。死柄木くんのお友達。
どうぞ仲良くしようね。｣
下の名前は教えなかった。
死柄木くんにも言ってない。
両親はやっぱり悲しませたくないから...サ。
トガ｢わぁぁ！新聞でみたローブの子！
こんなかわいい子だったんだぁ、よろしくね！｣
A｢ありがとうトガちゃん、
私も貴方が来てくれて嬉しいよ。｣
私の手を握りブンブン振り回すトガちゃん。
それが可愛らしくて、自然と頬が緩む。
新聞───それは先日の保須市のことだろう。
上空からヘリに乗った記者に撮られていたらしい。
原作、そんなしっかり読んだわけじゃないから
しっかり覚えてないんだよね。気をつけなきゃ。
荼毘｢ケッ...俺は友達ゴッコなんかしてる奴らと
つるむつもりはねぇぞ。｣
A｢そう？私は君のこと好きだけどな。｣
荼毘｢は？気持ち悪いなお前。｣
うるせぇよファザコン。心の中で言う。
ま、そう易々と他人のオウチ事情に
首突っ込めないし。突っ込む必要もない。
荼毘───轟燈矢。焦凍くんのお兄ちゃん。
エンデヴァーの思想に殺された、小さな男の子。
2人の顔を交互に見る。
なんだろう...なんて言うか。
思っていただけなのに、
その言葉は自然と口から零れた。
A｢……妹と、お兄ちゃんができたみたい。｣
トガ｢ってことはリンネちゃんがお姉ちゃんですか？
わぁー！わぁー！嬉しいなぁ！｣
荼毘｢あ！？俺はなるなんて言ってねぇ！｣
前世ではどっちも救えなくて。
守ってあげられなくて。
救いたかった。守りたかった。
大好きだった。何よりも大切な人たちだった。
私が弱いせいで、どちらも手のひらから零れ落ちた。
でも、今世は違う。
先生に貰った力がある。
……今度こそ、守ってあげたいな。
──────これは 私のもうひとつの贖罪。
わがままで自分勝手な、もうひとつの祈り。
( どうか 2人が幸せになれますように。)
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！！！(プロフ) - 無山さん» ええ、とても素敵な言葉ですね…！教えていただきありがとうございます(><)夢主ちゃんには幸せになって欲しいですよね… (2022年10月4日 11時) (
レス) @page21 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 本当に最高です。「ヒーローは世界を救うために君を犠牲にするがヴィランは君を救うために世界を犠牲にする」僕が何かで見聞きした言葉で一番好きな言葉です！夢主ちゃんはヴィラン側で幸せになって欲しいです♡ (2022年10月3日 21時) (レス) @page24 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 無山さん» ありがとうございます！漫画読んでて、絶対一定数こういう奴らいるよなって思って書いていたので楽しんで頂けて嬉しいです！ (2022年10月3日 21時) (レス) @page23 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 好きです。個性を持っていても他人をいじめる奴らがヒーローになんざなれるわけない。いいですよねぇ自分が馬鹿にしてたものに負ける時の表情！創造だけでも気分が高まる。さいっこうに好きです! (2022年10月3日 18時) (レス) @page21 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 暖かいお言葉ありがとうございます；；6期アツいですよねぇ！！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月3日 10時) (レス) @page20 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月1日 18時
