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バンッ
突然響く爆発音に意識が急浮上する。
冷や汗でびしょびしょになった身体を
勢いよく起こした。アッ涼し……い…………。
A「…………。」
爆豪「…………。」
A「おはようございます……？？？」
瞼を開けたらなぜか爆豪勝己がいました。
どういうことか十文字以内で説明して頂きたい。
もはや真っ白な脳内から出た言葉は朝の挨拶で。
爆豪「うるせぇ、今は昼だ。」
A「ご、ごもっともで...」
本当に読めない。不機嫌なのは分かる。
でも爆豪くんの場合それが標準装備だ。
でも有難かったな。
起こしてくれたおかげで悪夢が…………
ああ、そういうことか。
理解した私は、立ち上がり改めて彼に向き合った。
A「ありがとう、君のおかげで起きれたよ。」
爆豪「あ''？ンなことどうでもいーわ！どけ！」
彼に押しのけられてよろける。
よく見れば私が座っていた場所に佇む小さな鍵。
どうやら落とし物を探していたようだ。
彼の真意の有無など関係ない。
何のために彼が自分の個性を使って爆発音を
出したかなんてどうでもいい。
だって、私が救われたことには変わりない。
A「……。」
お礼もしっかり言えたので、荷物をまとめる。
これ以上関わることはない。さっさと戻ろう。
一歩踏み出した
その時。
ぐぎゅるるる
A「…………。」
爆豪「…………。」
盛大に私のお腹が鳴って、顔に熱が集中する。
ものすごい視線を感じる。
めっちゃ爆豪くんに見られてる。
A「あ、の、」
爆豪「いらねぇから捨てるだけだ。
誰が食おうが俺は知らねぇ。」
よく分からない言葉を発して立ち去る彼。
振り向けば、先程寝ていた場所に置いてある袋。
……つまり、食べろよってことか。
私はそれを拾い上げた。
A「メロンパン。」
嘘だろちょっと可愛くてときめいちゃったじゃねぇか。
貰ったものは有難くもらおう。
袋を開けてひとくち食べる。
A「……あま。」
久々に食べたそれは想像していたより甘くて。
私が無個性だって知ったら、
彼も私を目の敵にするのかな。
いや、そもそも相手にするわけないか。
デクくんと私を同じレベルに置くこと自体が間違いだ。
そんなどうでもいい言葉を並べながら、
もうひとくち頬張った。
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！！！(プロフ) - 無山さん» ええ、とても素敵な言葉ですね…！教えていただきありがとうございます(><)夢主ちゃんには幸せになって欲しいですよね… (2022年10月4日 11時) (
レス) @page21 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 本当に最高です。「ヒーローは世界を救うために君を犠牲にするがヴィランは君を救うために世界を犠牲にする」僕が何かで見聞きした言葉で一番好きな言葉です！夢主ちゃんはヴィラン側で幸せになって欲しいです♡ (2022年10月3日 21時) (レス) @page24 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 無山さん» ありがとうございます！漫画読んでて、絶対一定数こういう奴らいるよなって思って書いていたので楽しんで頂けて嬉しいです！ (2022年10月3日 21時) (レス) @page23 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 好きです。個性を持っていても他人をいじめる奴らがヒーローになんざなれるわけない。いいですよねぇ自分が馬鹿にしてたものに負ける時の表情！創造だけでも気分が高まる。さいっこうに好きです! (2022年10月3日 18時) (レス) @page21 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 暖かいお言葉ありがとうございます；；6期アツいですよねぇ！！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月3日 10時) (レス) @page20 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月1日 18時
