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お前が聞いたんだろうが。
一瞬自分でもそう思ったが、
外した蓋は案外元に戻らなくて。
お前を見ていると虫唾が走るンだよ、
なぁ、エンデヴァー。
ｴﾝﾃﾞ「……は？」
A「要はこうか？
'ぼくのさいきょうけいかくがせいこうする'？
ハイハイ良かったねぇ。...巫山戯るなよ。」
ｴﾝﾃﾞ「貴様ッ……！！」
_______思い出すんだ。
父親を。母親を。
父親が大嫌いだった。
自分のことしか考えず、家族だって
所詮自分の欲を満たす'物'でしかなかった。
母親が大嫌いだった。
私たち子供のことばかり守って、
自分なんて二の次だった。
磨り減っていく自分の事なんかお構いなしで。
意味が分からなかった。理解できなかった。
逃げて、欲しかった。
A「お前なんかヒーローじゃない！！！父親でもない！！！！子を語るな！！！！！
私利私欲の為に命を蔑ろにする奴なんかに、
家族を理解もせず悪戯に傷つけたお前なんかに、」
家族がなんなのかわからない。
それでも、母親がくれた愛だけはわかった。
ねぇ、ママ。
幸せになって欲しかったよ。
傍に居てくれて嬉しかったよ。
……だからこそ、今でも思うんだ。
A「家族を愛することもできないお前にッ！！！
何が守れるっていうんだ！！！！！！！！！」
母を、彼女を、
家族という鳥籠に閉じ込めていたのは、ああ、
他の誰でもない
_______私と父親は、共犯者だった。
A「はっ...はっ………
……………ごめんなさい。これはただの八つ当たりだ。
私の父親と、貴方が同じだったから……
父親への怒りと……自分への怒りの、
ただの八つ当たりだ……。」
静かにこちらを見据えるエンデヴァー。
その瞳は軽蔑か、憤怒か、私にはわからない。
それでも、
A「……それでも、忘れるなよ。
私は
いつだって子が狂うのは、親の罪故だ。」
真っ直ぐに見据えれば、
彼は重く閉じた口を開いた。
ｴﾝﾃﾞ「……それでも、俺の家族は俺の物だ。
どうしようがお前に口を出される筋合いはない。」
A「はは……貴方は本当に救えないな。」
ｴﾝﾃﾞ「それはお前も同じだろう？」
嗚呼、炎が猛る。
ｴﾝﾃﾞ「お前の目は、ヒーローを語るなんて程遠い。
───
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！！！(プロフ) - 無山さん» ええ、とても素敵な言葉ですね…！教えていただきありがとうございます(><)夢主ちゃんには幸せになって欲しいですよね… (2022年10月4日 11時) (
レス) @page21 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 本当に最高です。「ヒーローは世界を救うために君を犠牲にするがヴィランは君を救うために世界を犠牲にする」僕が何かで見聞きした言葉で一番好きな言葉です！夢主ちゃんはヴィラン側で幸せになって欲しいです♡ (2022年10月3日 21時) (レス) @page24 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 無山さん» ありがとうございます！漫画読んでて、絶対一定数こういう奴らいるよなって思って書いていたので楽しんで頂けて嬉しいです！ (2022年10月3日 21時) (レス) @page23 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
無山(プロフ) - 好きです。個性を持っていても他人をいじめる奴らがヒーローになんざなれるわけない。いいですよねぇ自分が馬鹿にしてたものに負ける時の表情！創造だけでも気分が高まる。さいっこうに好きです! (2022年10月3日 18時) (レス) @page21 id: da890bbd5a (このIDを非表示/違反報告)
！！！(プロフ) - 暖かいお言葉ありがとうございます；；6期アツいですよねぇ！！これからもよろしくお願いします！ (2022年10月3日 10時) (レス) @page20 id: c955538e13 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：！！！
| 作成日時：2022年10月1日 18時
