▽51 お兄様 ページ34
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A「え…?」
(人3)「この声…」
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ずらりと並んだ執事の後ろから
身長の高い黒髪の男の人が歩いてきた。
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姫愛「お兄様!車で待っててって…」
急に声が変わった。
少し甘い声で…お兄ちゃんって!?
(人3)「紫響(しおん)っ…様」
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紫響様って?お兄様って?
分かってないのは私だけ?
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紫響「初めまして。西園寺紫響と申します」
A「は、はぁ…、初めまして」
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すると私の目の前にひざまずき、
私の手を取り、そして。
手の甲にキスをした。
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(人3)/(人2)「な…!?」
紫響「すいません。驚きましたか?」
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お、驚くに決まってるよ!
急にキスなんて…
(人3)と先輩以外の男の人に
触れられたことは一度も…
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姫愛「お兄様!そんなの女の手なんかに…!」
紫響「こら!Aさんに失礼だよ」
姫愛「ぅ〜〜。フン!!」
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何だこの兄弟…
全然性格が違う。
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姫愛「今日はなかなか引き下がらないつもりよ」
紫響「はぃ?俺の買い物……」
姫愛「付き合ってくれるって言ったじゃない!」
紫響「はいはい」
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A「じゃあ、お茶でも…」
(人3)「お嬢様?」
A「お、お客様はお客様だし…お願い」
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少し小声でそういうと
「お嬢様がそうおっしゃるなら…」
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私だってヤダょ。
早く帰ってほしい。でも
なんか負けたくないって思う自分がいて
ここで負けたら(人3)がとられるから。
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透明人間 - 32のお話の「〜でございます。」って使い方あってるんですか?私が間違っていたらすみません (2017年1月5日 16時) (レス) id: e262a0e80c (このIDを非表示/違反報告)
EXILELOVE - この作品、今までよりとても面白いです!頑張ってください! (2016年12月14日 2時) (レス) id: 8dcd3f23f3 (このIDを非表示/違反報告)
EX LOVE - この小説好きです!これからも応援してるので頑張って下さい! (2016年10月18日 19時) (レス) id: 4a3e100051 (このIDを非表示/違反報告)
ひかり♪ - ♪この小説好き〜♪ 続き気になるなぁ〜ガンバってくださーい(ο∀<) (2015年10月25日 19時) (レス) id: e61ee14658 (このIDを非表示/違反報告)
やっすー - きえちゃあかんでー。消えちゃったらしょーせつ読めなくなるじゃないですか! (2014年4月21日 16時) (レス) id: 599bbe43d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そらべあ** | 作成日時:2013年8月15日 1時