『歯車』Ren.N (ページ18)

今日:25 hit、昨日:3 hit、合計:140,442 hit

じゅうはちページ18

ご飯食べ終わって、

大ちゃんさみしいやろーなって教室に帰る。

あ「れーん！」

そう言って、廉の腕に腕を絡ませる。

廉「あーもー暑いやろ」

いつもなら、私をどうにかはがそうとするのに

今日は言葉だけ。

そんなささいなことも嬉しくて、

腕の力が自然と強まる。

廉「やから暑い～」

あ「あーもー廉すき！」

廉「知ってる」

あ「さすが。私の廉、何でもお見通し。」

廉「ちゃうやん、いつも言ってるから。」

小雪「あー！帰ってきた！遅いよ廉！」

小雪「てか、離れなさいよあんた。」

西畑「やから、彼女の特権やゆーたやろ。」

小雪「やから、認めてへんゆーたやろ。」

廉「 2人でご飯たべてたん？」

あ「廉くんたちの居場所この西畑はかへんから待ってた」

西畑「あほ。言うわけ。」

あ「ん～なんか仲良いね～」

西畑「何？ちゃかすのA 。」

小雪「廉！この西畑うるさいねんで！廉はAのやねんから邪魔すんなとか、彼女の特権やとか！認めてへんゆーてんのに！」

あ「いや、認めて。」

小雪「なんであんたみたいに可愛くない奴と付き合ってるとか認めなきゃなんないの。」

廉「小雪。そのへんにしとけ。」

西畑「そーや。よく言った廉さん。」

あ「あーもーほんまかっこいい！さすが私の廉や！」

廉「あーもーお前は少しは傷つけ！」

あ「はー？廉の隣何年おると思ってんの？そんなんじゃ傷つかんくなったわ！」

西畑「おれは」

あ「別に大ちゃんの隣おってもだれも何も言わへんから大丈夫」

廉「んーまぁ昼休み終わるしばいばい」

あ「冷た！」

西畑「いつものこと笑次あれやで文化祭の劇決めるらしいで」

あ「そーなの？」

西畑「さっき学級委員が言ってた。」

あ「うちのクラス学級委員おったんや」

西畑「あ、ほらチャイム。」