【星のカービィ】ディスカバのラスボス、異世界転移する【レジェアル 】

ご飯中のスマホはマナー違反ですよ！ ページ9

「ムベさん、サンキューです！最高のイモモチですよ！」
いももち…？
我は器に乗った謎の物体を見つめる…
前の席ではラベンと『ショウ』と言う人間が美味そうにそれを食べていた。
イモモチ…美味しいのか…？
そして、この二本の木の枝は…？
と、ここで首元から音がする。
見ると、JSNEとやらからの着信だった。
そこに表示される三角形…ボタンを押してみると、人間の手が器用に例の木の枝を使い、物を掴んでいた。
そしてメッセージには
《アルセウス》お箸の使い方講座ですよ♡
と書いてあった…

…危うくスマホを握りつぶす所だった。

しかし、此処で強がっては居られない。その映像を頼りに、なんとかイモモチを掴む。
力加減が困難で、何度も落としたのは内密にして貰いたい

そして口に運ぶ。

────────美味い…
苦労して食べた甲斐があった。それに久しぶりの食事。我の舌は満たされた。
「エフィリス君、君は数日間食べて無いんですから、急いで食べると胃が驚いちゃいますよ？」
次々とイモモチを口に運ぶ我をラベンが静止する。
この短期間で我はラベンに色々と世話になっているな。
「ラベン博士、こちらの流れ者とどこでお会いになられたのですか？」
「空に穴がありますよね。『時空の裂け目』と呼んでいる、あそこから落ちてきたのです」
ショウ「まさか……」
ラベン「ボクは科学者です。観測した事実にどのようなルールがあるのか確認していくのが仕事です。ボクには事実がすべてです！ボクたちがいるヒスイ地方には、数多くのポケモンがいますよね」

ほう…此処にはあの三匹以外にも原生種がいると…

「はい……草むらや森、水辺などにいるポケモンたちがどのような生き物か調べるのが、あたしたち調査隊の任務となります」
調査隊…ギンガ団の事か…？
つまり、我もいづれポケモンの調査をすると？

「ポケモンは 怖い 生き物です！どのような能力を秘めていて、どういった不思議なことが できるのかさっぱり解明されていないのですよ。そこで、エフィリス君なのです！ポケモンを三匹も捕まえました！三匹もですよ！ これほどの捕獲の天才は、ギンガ団にはいないのです！ようやくポケモンの調査ができるのです！」

ポケモンは怖い生き物…？
我が捕まえた三匹は恐ろしい様には見受けられなかったが…

それと、我は天才ではない。

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