【星のカービィ】ディスカバのラスボス、異世界転移する【レジェアル 】

ポケモンと遊ぶエフィリスきゅんカワユス ページ8

「エフィリス君、その…」
「？どうした」

「門番さんが、『あんな怪しい奴通せない』って…」
こんな事になるとは…

───────なんとなく予想は出来ていた←
そこから、我が村に入れるまで数日掛かったのは言うまでもない。
村に入るまでの間は水で飢えをしのぎ、捕まえた3匹と戯れていた。

ラベンには迷惑を掛けた…
そしてやっと村に入れたは良いものの、やはり異端者扱い。
直接危害を加えてくる事は無かったが…
そして我は今「イモモチ亭」とやらで待てと言われたが、そこの店主なりに事情聴取(？)をされた。
トラウマを掘り返されてはいけないと必死にヒノアラシを撫でながら聞き流していた。

「あのラベン博士をご存知？遠方からいらした博士なの。でもポケモンに逃げられたりして、先が思いやられますね…とかいうあたしも、ポケモンのでんきショックという技を受けて寝こんでいたのですが…」
「そうですよショウ君！合わせる顔が無いのです！」

「っ！博士！」
「ですがもう大丈夫です！このエフィリス君が、ボク達の力になってくれるのです！」
「どういうことですか？もしかして…彼を調査隊に！？もう！シマボシ隊長の許可なく隊員を増やせるわけありませんよ！」

「許可する。」
「シマボシ隊長！？」
ほう、此奴がシマボシ…ラベンが話していた『ギンガ団』とやらの上層部の人間と聞いていたが…
「外見だけで決めつけてはいけない。ラベンの話によると、危害を加えて来ないそうだな？調査隊に相応しい実力があるとも聞いている。」
「ああ、我は原生種に対して危害を加えるつもりは無い。才能があるかは知らないが…」
「…その言葉、嘘であれば容赦はしないぞ。」
む…睨まれてしまった。

しかし、よっぽどの事が無い限り、我が暴走する事はない。

「逃げたポケモンを確保して能力を役立てるかわりに、衣食住の提供を求めているらしいな。この村に住むなら、働くのは当然。だが素性も知れぬ生物をおいそれと雇うわけにはいかない。明日、試験を受けてもらう。」

ほう、試験…？

「成程！フェアな提案ですね！どうです？隊長も一緒に！食べながら聞きたい事もあるのでは？」
「遠慮する。料理と真剣に向き合うために、ジャマされず一人で味わいたい。」
そう言って立ち去るシマボシ。

「相変わらずストイックなお方です！」
ストイック…確かに、キッパリと物を言う人間だな。

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