【星のカービィ】ディスカバのラスボス、異世界転移する【レジェアル 】

余命宣告() ページ4

「す、凄い…この子達はまだ此方に来たばかりで、誰の言うことも聞かないのに…！」
ふとみやると、目を見開く人間の姿が。

「貴方、見た目は凄いですけど、もしかしたら才能があるのかも！」
そして唐突に我の量の手を掴んでくるでは無いか。
さっきまでの怯えた表情とは一変、その人間の目は輝いていた。

「っ…！」
突如全身に痛みを感じ、地面に膝を着く。
「えっ！？あ、その…大丈夫ですか！？」
心配そうな声で話しかけてくる人間。
「モク…」
「ヒノォ…！」
「ミジュ？」
足元の三匹も此方を覗き込んでくる。

「大丈夫だ。心配するな……」
痛みは案外早く治まり、多少の目眩はするが直ぐに立ち上がる。
そして今になって気づいた。地面に滴る液体、そして倦怠感。
──────我の体は崩壊仕掛けているのだ。

やはり片割れを失った故、この体で居られる時間も残り僅か…

不完全体に戻れば、我は活動する事が不可能になる。まぁ、その時はまた思念波を送れば良いのだが…そもそも我があの姿で形を維持できていたのはカプセルのお陰で…(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ)

要するに、不完全体へと逆戻りすれば、我は死ぬ。それまでに力を取り戻し、片割れを探し出さなければ…
「あの…本当に大丈夫ですか…？」
「ああ。大丈夫だ」
長い間考え事をしていたのか、また心配されてしまった。

「貴方…知り合いはいるんですか？」
そんなものある訳ないだろう←
「否…」とだけ良い、首を横に振る
「知り合いもおらず寝場所もない…かなりお困りのようですがそもそも生きていけるんですか？」
生きていける、か……
あのアルセウスとやらに会うまでの道のりによって変わって来るな…
かなりの時間が掛かるのか、案外はやく着くのか…

「分からない…」
「分かりました！困っている人を見捨てる訳には行かないのです！ボクがなんとかしましょう！」
む…決断が早いな…
「感謝する…あー、名前は…」
「おっとソーリー！ボクはラベンと言います！」
「ラベンか…改めて、感謝する。」
と…
「ヒノ〜」
「モックゥ！」
「ミージュマッ！」
先程の3匹が急に駆け出す。
「オー！可愛いポケモン達！待ってくださーい！」
慌てて追いかける博士。その後を追う。

その道中、道端で光る何かを発見した。
「何だ…これは？」
拾ってみると、その正体は悪趣味なリングの着いた四角い物体だった…
これは…確かスマホと言った筈
そして字が表示される。


「全てのポケモンと出会え｣

エフィリス首ももふもふしてるよね→←いきなり原生種

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