選択 ページ11
「っ…ぐあぁぁっ!!!」
数日前、我を突然襲った痛みが、一晩中収まらなかっまたのだ。
トラウマを掘り起こされた時とは全く違う、肉体的な痛みに、我は寝ることすらままならなかったのだ…
この頃ずっと付き物だった倦怠感が増している。しかし今日は試験なのだ。
重たい足を引きずり、ギンガ団本部へと来る。
決して道案内など頼んでいないからな…
「シマボシ隊長。エフィリスです。」
「許可する。入れ。」
「説明する。入団試験だが、黒曜の原野にてビッパ、ムックル、コリンクという三種類のポケモンを捕まえてもらう。」
「三種類も捕獲ですか?ギンガ団でそんなことできた人なんていませんよ…?」
一応昨日出来たのだがな…
「昨日も3匹捕獲したのだろう?ラベン博士のいっていたことが事実であれば、容易いはずだ。わたしたちギンガ団にはタダめしを食わせる余裕が無い。キミが役に立つ生命体だと、みなに知らしめる必要がある。貸与する、調査隊専用のポーチだ」
ほう、ポーチとな。
貰ったポーチを早速付ける。
「あの…ポーチ…様になっていますね…フフッ…」
お前、何故笑う。
「さあいけ!ショウ、なにかあれば助けよ」
「はい!」と勢いよくショウは返事をする。
そして、そこに現れたのは…
「エフィリス君、ボクの出番ですね!やあ皆さん。改めて、グッモーニンです!」
「ラベン博士、どうなさったのですか?」
やけに高揚しているラベン。何処と無く不気味だ…
「ポケモン図鑑完成のために…そして、ここで生きていくためにエフィリス君には、是非とも 合格してもらわねばなりません。そのために博士であるボクがサポートできる事といえば…ハイ!」
「モクッ!」
「ヒノア〜!」
「ミージュッ!」
「モクロー、ヒノアラシ、ミジュマル…!」
我が捕まえた…
「そうです!この三匹の中から一匹を選んで、相棒にするのです!相棒のポケモンが居れば、野生のポケモンとも戦えますしね!この子達も貴方に興味があるそうですし。」
「一匹、か…」
試しにしゃがめば、擦り寄ってくる三匹。
村に入るまでの間ずっと戯れていたからな。
何時ボールを取られたかは知らないが…
しかし…一匹しか選べない。三匹とも思い出深い者達だ。
素直なヒノアラシか…?
いたずらっ子のミジュマル…?
少々生意気なモクロー?
数十分の葛藤の末、我が選んだのは…
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はかめふ(プロフ) - 梨夢(リム)さん» コメントありがとうございます!ポケモンとなかよくするエフィリスさんをもっと皆さんにお届けできるよう頑張ります…! (2022年7月3日 0時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
梨夢(リム) - うわああ面白い!!最高です!エフィリスがポケモン可愛がっているところ癒される! (2022年6月25日 6時) (レス) @page31 id: 850a93cfe9 (このIDを非表示/違反報告)
はかめふ(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます!もし神だとしても邪神ですね(*^^*) (2022年5月24日 21時) (レス) id: 604407214b (このIDを非表示/違反報告)
アリス - まさかのラスボスを異世界転生という発想…!貴方は神ですか…?(褒め言葉) (2022年5月24日 21時) (レス) @page30 id: d52c4cdcef (このIDを非表示/違反報告)
ピカピ - 犠牲…?なるほど、そういう考えに至るのか。まぁ、エフィリスは最低30年は研究されまくった上で見世物にされてたからな…そらつらいわ (2022年4月29日 12時) (レス) @page28 id: d249900378 (このIDを非表示/違反報告)
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