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急な浮遊感に恐怖心が湧き上がる。
「きゃぁ････っ！」
「「「姫！？」」」
突然肩に担ぎ上げられて、今泉くんの腕からも手が離れてしまった。
視界がおかしいくらい高くて眩暈がする。
今泉くんの声と同時に、ステージの上にいる箱学の人たちの声も聞こえた。
「おもろい。おもろいねぇ。何なん君ぃ。ええやんコレ、もろうていくわ」
「や･･･っ！お、おろして･･･っ」
「やめろ！御堂筋！！やり過ぎやないか？？その子は･･･放したってくれっ。頼む！」
今泉くんが私に手を伸ばそうとしてくれるより早く、近くまで来ていた石垣さんが私の体に撒きつくように持ち上げていた御堂筋くんの腕を掴んだ。
でも･･･御堂筋くんは空いている手で石垣さんの顎ごと頬を掴む。
････嘘っ？
御堂筋くんは１年生で･･･石垣さんは３年生なのに･･･。
「ぐ･･･っ！？」
「御堂筋、くん、やろ？番号かくん付けで呼ぶ。そう決めたはずやね？石垣くんー」
「す、すまん。御堂筋、くん。やけど、その子だけは、勘弁したってくれ･･･頼むから･･･」
「はぁ〜？何なん？石垣くん。えらいこの小さいのんの事気にするんやねぇ？なぁ。何でなん？」
「っ。そ、れは･･･」
石垣さんは息をつめて目を逸らすけど、それでも私の体に回った御堂筋くんの腕を離さないでいてくれた。
そんな中、大会運営のスタッフの人たちが慌てたように来て、揉めるようなら出場停止にすると御堂筋くんに私を下ろすように促す。
すると御堂筋くんは、突然持っていたおもちゃから興味を失った子供のように私を石垣さんの方へ投げ捨てた。
そして運営スタッフに一言･･･。
「キモ。キモいわ･････。」
「きゃ････っ」
「危ないっ！！」
石垣さんが私を抱きとめてくれなければ私は地面とこんにちはしていたかもしれない。
けど･･･私には、御堂筋くんはちゃんと石垣さんがいる方向へ私を投げ捨てたように感じたんだ。
それは意図的に、というふうに感じたのは気のせい･･･なの･･･？
それでも周りには非情な行動に映ったはずで、御堂筋くんへの怒りを増長させる行為だった。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 嬉しい感想ありがとうございます＾＾メロメロ･･･なんて素敵なお言葉でしょう（嬉）そしていつも温かいお言葉とても励みになります。今後も頑張ってまいりますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月24日 19時) (
レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 姫ちゃんはどうなってしまうのか、次回が気になっちゃいます！荒北さんの誤解がとけて良かったです♪皆さん姫ちゃんにメロメロですね！更新頑張って下さい*^^* (2019年12月24日 12時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - Mayuさん» 嬉しいコメントありがとうございます＾＾大好きと言っていただけてとても励みになります♪今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年12月17日 2時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
Mayu(プロフ) - 第9期，お疲れ様でした！瑠璃さんの作品，大好きです！これからも頑張って下さい。応援してます！ (2019年12月16日 15時) (レス) id: bf6e64c20c (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ふたばさん» ありがとうございます＾＾ゆっくり構想を練りたいと思います。いつも励みになっております(*^^*) (2019年12月16日 4時) (レス) id: d25e595259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年10月7日 6時
