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以前、手嶋先輩の同級生の先輩と揉めた時、青八木先輩が傷つけられて、報告したら大会への参加が取り消しになると言っていた。
ということは、この人がもし今日のレースの参加するどこか高校の生徒だったら･･･。
そこまで考えてザッと血の気が引いた。
「に、にぃさまっ。待ってくださいっっ。わ、私、そう、そうですっ。道を聞かれてただけで･･･！だからその、その人は･･･えと、違うのですっ」
「「はぁ？」」
にぃさまに揉めていないと言い訳したつもりが、嘘をついてしまった上、更にその人までにぃさまと同じように意味が分からないという顔をしている。
「ばぁかっ。ちび姫！お前さっき明らかに一方的に･･･」
「だ、だってっ。その人････もし出場校の人だったら･･･。参加停止に･･･。だめですよっ。大切なレースに、出れなくなっちゃうの･･･っ」
「お前〜〜･･･」
にぃさまは顔を真上に向けて、晴れ渡った空を遠い目で見た。
するとぽかんと口を開けていた男の人の目が潤んでいることに気づく。
その頬はピンク色に染まっていた。
「姫いうたか？････ええ子やなぁ･･･。さっきは悪いことしてしもうたね･･･グス･･･」
な、泣かせてしまった････っ。
困ってしまってオロオロしていると、にぃさまは男の人の手を離して私を子供だっこしてくれたので慌ててにぃさまのシャツを握って見上げる。
「ほんとに･･･仕方のないお姫様だよ。お前さんはぁ」
「ご、ごめんなさい･･･」
しゅんとしていると先輩たちがテントから出てきて、半泣きの私とにぃさまを見て『何かあったのか』という顔をしていた。
振り向いた時には紫のジャージの人は既にいなかった。
さっきの人･･･多分、京都の人だと思う･･･けど、鳴子くんも大阪から千葉に引越して来たと言っていたし、さっきの人も京都から千葉のどこかの高校に引越ししてきた人なのかもしれない。
だけど･･･。
どうしよう･･･過去の出来事がグルグルと頭をかき乱すようにフラッシュバックして、その度に『違う記憶』に書き換えられていく気持ち悪さが襲ってきた。
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瑠璃色の夢(プロフ) - ダリアさん» 素敵な感想をありがとうございます＾＾状態異常という表現に嬉しすぎて笑っちゃいました（笑）神･･･なんて素敵なお言葉いただけるなんて光栄です＞＜今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします(*^^*) (2019年10月29日 3時) (
レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ダリア - 荒北さん(箱学メンバー)との合宿、最高すぎて“悶える”という状態異常にかかりっぱなしでした＾＾この作品神がっかてます！ (2019年10月28日 22時) (レス) id: 7c4b8b3529 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - ソラさん» いつも感想ありがとうございます＾＾たくさんコメント頂けて嬉しい限りです♪何度も読み返してくださって感激です！推しが決まらない内はブレブレでいろんな方に愛していただきますね★今後ともよろしくお願いいたします('-'*) (2019年8月4日 1時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 何度もコメすみません(^^;) 荒北さんのお姫様抱っこに触発されてまた1話から全部読んできちゃいました（≧∇≦）何度めかな笑。読むページによって推しが変わりますが姫ちゃん可愛い過ぎますね。箱学の押せ押せ楽しみにしていますね(^ ^) (2019年8月3日 18時) (レス) id: c7e90ea51e (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃色の夢(プロフ) - 的場琳さん» 嬉しい感想ありがとうございます('-'*)総北陣の大人しさが際立つ箱学の押せ押せを執筆できればと思います。今後も頑張っていきますのでよろしくお願いいたします＾＾ (2019年7月30日 21時) (レス) id: 86b4dd6b0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑠璃色の夢 | 作成日時：2019年5月31日 2時
