追求72個目 ページ23
一体あれから幾ら程の時間が経過したのか｡
軽く数時間は越して居る事だろう､
隣ではコネシマさんが顔を青ざめさせて笑ってる｡
こっそりと人差し指で彼の足を突けば､彼は大きく跳ね上がり此方を睨みつけてくる｡
それと同時に目の前の人物からも睨まれる事になるのだが｡可哀想(他人事)
｢ええか?お前等は今幹部と言う地位に属しとるんや｡
この国は国民と我々が共存する事で成り立つ国家､つまり我々が崩壊すれば
国民にも国自体にも被害が及ぶ｡｣
時に幹部と言う地位は､自分の足枷に変わる事｡
それは此処に居る我々全員が理解して居る筈だ､勿論私も含めて｡
それでも尚､その"我々の幹部"というレッテルを自ら張り続けなければならない｡
それまでして我々には"国民を守る"という義務がある｡
実に悲しい話､誰かが統制しなければ混乱に陥り崩壊へと繋がる何て｡
｢国の中で内ゲバすんのもええけど､それが何れ国外へと繋がり騒ぎを起こせば
国民は忽ち蜂起を始める｡それだけは心に閉まっておけな｡｣
そうしてトントンさんは､インカムを繋いだ｡
総統はずっと聞いたからか､後ろの方で軽く伸びをしてから
トントンさんに何かを告げ先に何処かへ行ってしまわれた｡
外を見れば随分と暗くなっている事に気が付く｡
｢なぁ､｣
隣から声が聞こえる｡
正体は勿論､先程から足の痺れに震えているコネシマさんなのだが｡
｢コネシマさん鳩尾大丈夫です?すみません､昔からの癖で｡｣
｢い､いや今はもうそれ､ええから……それよりも､それよりもな､｣
ﾁﾗ､と視線を向けたのは足｡
長時間の正座による痺れは半端ない様子｡
え､私?
私は昔からしょっちゅう正座させられてたから､慣れっこなんだよ｡
｢立てます?｣
｢い"ｯ!!さ､さわｯんな"って!!!やめ!!止めろ!!!と､とんとん､助けてぇ!!!｣
当の本人は呆れた表情で此方に歩いて､
私に軽く小突いて｢程ほどにな｣と言って歩いて行った｡
み､見捨てられてる(嘲笑)
ま､今回の事は私の責任だし仕方ない｡
隣で吠えてる狂犬さんは私が責任をもって連れて行こう｡
｢へ､?｣
｢んっしょい､と｣
腕力は無いけど､まぁ背負う事ならまだ出来る｡
体格差と身長差で少し辛い気もするけど､彼なら背負える｡
｢何して､｣
｢え?いや､今回の騒動私の責任何で｡コネシマさんの部屋まで行きますね｡｣
｢え､え?｣
｢動かないで下さい!!足抓りますよ!!｣
｢いだだだだ!!抓ってるやん抓ってる!!!｣
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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので､其処まで意識しておりませんでした｡指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては､このままの配色で行きたいと思います｡ご理解頂きます様宜しく御願い致します｡ (2018年10月15日 22時) (
レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ（らんちゃん）のなんか恥ずかしいね。がｸﾞｯ……ｶﾞﾊｯ（吐血&鼻血）だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので､どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ！すごい作品ですね！話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました！終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月29日 23時
