追求67個目 ページ18
｢ｿ､ｿﾝﾅｺﾄﾅｲﾖ?｣
｢明らか過ぎるだろその態度は｣
｢いやいやいや早とちりは良くないゾ｣
｢早とちりやなくて最早これは確信してるんやけど｣
目の前で行われているのは一体何事?
漫才なの?そうなの?(呆然)
私の後ろには総統､目の前にはトントンさん｡
何方も背が高くて割と目の前見れないし､逃げるにも総統に肩を掴まれてて逃げれない｡(絶望)
｢ぁ､あの､?｣
｢アンタはさっさと書類片付けて､どうぞ!｣
｢豚は豚らしく豚小屋で書類やってくれませんかねぇ!｣
｢豚は書類なんかやらねぇんだよ!蹄でど衝くぞおらぁ!｣
駄目だコレ｡(呆れ)
今回は何時も止めてくれる筈のトントンさんが参加してるから､どうしようもないなこれ｡
もう静かに時が経つのを待とう｡(諦め)
何て考えていると､トントンさん後ろから煙草の香りが強まる｡
それと同時に気怠そうな声が上がった｡
｢ならグルちゃん､俺が案内したろか?｣
瞬間トントンさんと総統は動きを言い争いを止め､
声の主＿＿＿＿＿＿＿否､鬱さんを凝視した｡
｢大先生､お前幾らAちゃんが女の子やからってそれは…｣
｢そうだそうだ!大先生にやらせる位なら俺がする!｣
｢だから其れがアカンって言ってんねん!｣
｢大先生は手を出し兼ねん!やったら俺の方が確実に安全だ!頭を使え!｣
｢確かに大先生だとやりかねへんけど､それ以上にアンタは…!｣
｢俺結構長い付き合いの筈なのに凄い信頼度無くて心が泣いてる｣
再び始まる言い争いの中､鬱さんの悲しげな呟きが聞こえた｡
周りからは堪え切れない笑い声と､溜息が聞こえた｡
｢なぁ､とんち｣
大先生は煙草を一服して､副流煙をまき散らす｡
トントンさんは其れを見ながら､静かに聞き返した｡
｢俺が案内すれば､とんちには書類いかなくなるんやで?｣
トントンさんの動きが止まる｡
総統は焦りからか肩を掴む手の力が強くなる｡
｢グルちゃんが書類やれば､とんちはやらなくて済むんやで?｣
トントンさんは何かに気が付いた様な仕草をした｡
それを鬱さんは見逃さなかった様で､一瞬怪しく笑う｡
ぶるり､と体が震える｡
途轍もない恐怖感に身が震えた｡
｢やから､やっぱり其処は俺が＿＿＿｣
｢なら俺が案内すればええやろ!!大先生何かよりも安心安全!!!んじゃそゆ事で!!!｣
｢え､あ｣
そう言って身を乗り出し私を連れて行ったのは赤い服｡
後ろから｢コネシマぁ!!!｣と言う叫びが聞こえたのはきっと気のせい｡
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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので､其処まで意識しておりませんでした｡指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては､このままの配色で行きたいと思います｡ご理解頂きます様宜しく御願い致します｡ (2018年10月15日 22時) (
レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ（らんちゃん）のなんか恥ずかしいね。がｸﾞｯ……ｶﾞﾊｯ（吐血&鼻血）だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので､どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ！すごい作品ですね！話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました！終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月29日 23時
