追求65個目 ページ16
一先ず､冷静になって辺りを見渡してみる｡
足元には散乱した部品､手元には先程カスタム中だった武器｡
目の前には驚いた表情の兄さんと､笑顔の総統､そして緑の奴｡
状況を理解した所で､溜息が漏れる｡
突然の事で取り乱すなど何て恥ずべき姿を晒してしまったのか｡
正直初めは邪魔された事への怒りを覚えていたが､今はそれ以上の恥かしさを覚えている｡
いや､真面目に｡此れはとんでもない事をしてしまった｡
｢……すみませんね､総統｡驚いてしまったもので､｣
総統から視線をずらして､緑の奴を見る｡
相手は何事も無かったかの様に此方を見詰めている｡
｢別に構わない｡其れよりも早く作業を続けて欲しい｡｣
相変わらず総統の瞳は輝いてる｡これは何を言っても聞かなそうだね｡
隣の兄さんも呆れた表情､そりゃあそんな表情にもなる｡
まあでも､今は総統に従うとしよう｡
｢…はい､じゃあ続けます｡｣
･
･
･
･
此処から一体どれ程の時間がたったのだろうか｡
何時もの様に時間を気にせず気に入るまで作業し､其れを終え後ろを見ればなんと｡
先程以上に人数が増えている訳で｡
…しまった､また集中しすぎた｡
全くと言って良い程に気が付けなかった､くそ､悪い癖だ｡
取り敢えず､報告せねば｡
｢そ､総統､終わりまし､｣
｢素晴らしい!今までに見た事のない理由も納得だな!｣
｢は､へ､｣
｢それにしても何､どうしたらあんな事出来るん?正直理解できひんかったけど｣
｢え､その､｣
｢大先生には一生理解できへんやろ､あんなん｡俺かて頭捻った訳やし｣
｢お前やっぱ噂になるだけあって凄いんやな!感心したわぁ｣
…だ､誰か､助けて｡(迫真)
そう言って助けを求めた先には､赤いマフラーを付けた彼｡
目が合えば､溜息を吐いてその場から動いて､我々の幹部等を落ち着かせてくれた｡
｢お前らな､困ってるやろ｡ちゃんと配慮したれよ｡｣
するとそんな彼に突っかかる人｡
黄色いオーバーオールに､赤いニット帽…えと､しゃ､シャオロンさんだっけか､
｢トントンそうやって良い所ばっか盗るから太るんやんか!｣
｢せやせや､だからDT何やろ!｣
｢ﾝ"ｯふふ､!｣
｢お前等ええ加減にせぇよ､｣
｢あ"ｧﾝ!!何で僕なのとんち!?何も言うてないやんか僕!?｣
｢何か顔が五月蝿かった｣
｢理不尽!!!!｣
後ろで内ゲバが起こる中､総統が一人此方に歩み寄ってきた｡
こ､怖いんですけど｡(小並感)
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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので､其処まで意識しておりませんでした｡指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては､このままの配色で行きたいと思います｡ご理解頂きます様宜しく御願い致します｡ (2018年10月15日 22時) (
レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ（らんちゃん）のなんか恥ずかしいね。がｸﾞｯ……ｶﾞﾊｯ（吐血&鼻血）だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので､どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ！すごい作品ですね！話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました！終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：代口 | 作成日時：2017年1月29日 23時
