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追求61個目 ページ12

 
 
誰かとの通信を終えると、らんらんは此方を向いた。
そして私に今から兄さんが此処に来てくれる、と言う事を教えてくれた。

どうやら彼は、気を利かせて兄さんを此処に呼んでくれたらしい。
こうした小さな優しさに心を温められながら、らんらんに感謝を告げた。


らんらんはまた、別の用事があるらしい。
彼は離れた場所で手を振って、前を向いて行った。




それにしても本当に此処は広くて綺麗で、不思議な場所だ。
1つ1つの設備がきちんと整っている。


何処かの奴等見たく、自分の為だけに金を使っていない。
自分の為だけに使っていない、訳では無いのだろうけど。

少なくとも、あの場所とは大違いだ。

あの場所が綺麗に見えるのは外見だけ、他は何一つ綺麗じゃない。
自分の事しか考えられず、口だけの奴等に綺麗何て価値観が合うはずが無い。




止まらない考えが、脳内をじわりと支配する。

気が付けば自身の指を爪でいじくっていたらしい、綺麗な床に、血が垂れる。




其れに気が付いた自分は、その血を自身の服で拭き取った。
白い服が、赤く染まる。

綺麗な床に血を付けて悪い事をした、何て考えると同時に
自身の血を見て忌々しく思えた。


彼奴等と、同じ血筋だなんて。


考えたくもない、忘れたいけど変わらない事実。
どうしようもない感情に捉えられた。




すると、遠くの方でコツ、コツ、と複数の足音が聞こえた。
はっとして一度大きく深呼吸をした。

今のままでは下手すると、相手に危害を与えかねない。

何度か深呼吸を澄まし、相手が来るのを待つ。
コツ、と足音が響いて角の方から人影が見える。









「A、待たせて済まないな」
「此奴を連れてきてごめん、俺逆らえんかったわ」









目に映ったのは、黒い軍服に嬉々とした表情の総統様と、
申し訳無さそうに此方を見つめる兄さんの姿。

わあ、総統だぁ凄い(語彙力)




何か文章の殴り書き見たくなっているので、きっと訂正します。

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代口 - ゆきさん» 配色についてはあくまでも個人的な創造の一部だったので、其処まで意識しておりませんでした。指摘されて初めて感じる違和感…しかし今作につきましては、このままの配色で行きたいと思います。ご理解頂きます様宜しく御願い致します。 (2018年10月15日 22時) (レス) id: 56f6e86835 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ん〜。マンちゃが緑でゾムか黄緑じゃないっけ〜。 まぁ、気にしないけどねぇ〜。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - らんちゃ(らんちゃん)のなんか恥ずかしいね。がグッ……ガハッ(吐血&鼻血)だった。可愛い (2018年9月4日 22時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
代口 - ハクさん» うわあああ有難う御座います(; ;)そう言って貰えると本当に嬉しいです…!今後も更新頑張りますので、どうぞ宜しく御願い致します!!! (2018年6月13日 21時) (レス) id: 13ffe3f0cb (このIDを非表示/違反報告)
ハク - うああああああ!すごい作品ですね!話の流れもスラスラしていて最初から読ませて頂きました!終わるまで見続けます頑張ってください(´ω`) (2018年6月7日 20時) (レス) id: 19710dfa66 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:代口 | 作成日時:2017年1月29日 23時

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